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公益社団法人への移行

日本地震工学会の公益社団法人移行について

会長 川島一彦

2013年5月1日をもって、日本地震工学会は公益社団法人に移行しました。日本地震工学会は2001年1月1日に任意団体を創設し、2010年2月4日に一般社団法人となりました。しかし、一般社団法人に比較し、公益社団法人の方が税制上の優遇措置があり、社会的な評価を得やすい等のメリットがあることから、2012年5月24日の第3回社員総会において、公益社団法人への移行を決定し、公益社団法人化推進委員会において、各種の検討を重ねてきました。2012年11月9日には臨時社員総会を開催して、公益社団法人化申請に必要な定款を変更する等の準備を重ね、2012年12月7日に公益社団法人化を申請しました。この結果、2013年4月12日の内閣府公益法人等認定委員会で申請が承認され、2013年5月1日付けで内閣総理大臣より認定証が交付されました。

公益社団法人には、不特定かつ多数の方々の利益の増進に寄与することが求められます。したがって、日本地震工学会においても会員の利益だけを追求するのではなく、広く国民のためになる事業の拡大が今後より強く求められるようになります。また、公益目的事業費が全支出の50%以上になるように公益目的事業の推進を図ると同時に、公益目的事業に係わる収入がこの実施に要する費用を賄う額を超えないという収支相償の考え方も取り入れる必要があります。

しかしながら、創設以来、一貫して、地震工学及び地震防災に関する学術・技術の進歩発展をはかり、地震災害の軽減に貢献することを目的としている日本地震工学会は、もともと公益目的事業の推進が学会活動の基本となっており、活動のコアは今後も変わりません。今後、公益社団法人日本地震工学会として、我が国のみならず、広く視野を世界に広げ、地震災害の軽減に資するより広範な活動を展開していることが求められています。

2013年5月1日

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