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JAEE NEWS No.154 2007/11/15 日本地震工学会ニュース No.154

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# JAEE NEWS No.154 2007/11/15 日本地震工学会ニュース No.154 #
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中央防災会議から11月1日に、上町断層が活動した場合、関西圏で42000人の死者が出
るとの衝撃的な発表がありました(http://www.bousai.go.jp/5jishin/index.html)。
実数の精度はともかく、以前に首都圏で出された11000人という想定をはるかに上回る
ものでした。両者を比較して、首都圏の危険度が意外に低いと思われた方もおられる
かもしれません。対象となっている地震の種類が違う点も大きいと思いますが、地盤
が悪く多くの死者を出しそうな東京の下町が、大正12年の関東大震災後に、後藤新平
の努力によって区画整理や公園整備が行われ、相対的に危険度が低くなっていること
も忘れてはならないと思います。またすでに、関東大震災直後、大阪の地震に対する
危険性を心配し、首都圏での教訓を生かそうと活動したことが今村明恒の日記[『手記
で読む関東大震災』古今書院(2005)]に書かれています。大阪の地震に対する危険性は
今に始まったことではありません。想定結果の発表を機に、現状に至るまでの歴史を
検証し、冷静な目で将来の対策に生かすことが必要だと思います(武村)。

※ 日本地震工学会のホームページ:http://www.jaee.gr.jp/index.html

%%%%%%%%%%%%%  《日本地震工学会関連のニュース》  %%%%%%%%%%%%%

○第5回日本地震工学会・大会-2007
 多くのご参加ありがとうございました。
 後日、会誌やホームページで大会報告をさせて頂きます。

○セミナー「実例で示す木造建物の耐震補強と維持管理」
 主催:日本地震工学会
 日時:平成19年11月20日(火)13:30〜17:00
 場所:建設交流会館8階グリーンホール(大阪市西区立売堀2-1-2)
 内容:
  (1)大地震による木造建物の被害を検証する −最近の地震被害調査からー
    後藤正美(金沢工業大学)
  (2)木造建物を支える −知っておきたい地盤の基礎知識−
    田村修次(京都大学防災研究所)
  (3) 木造建物を耐震補強する −耐震性能と補強方法−
    鈴木祥之(京都大学防災研究所)
  (4) 木造建物を長持ちさせる −維持管理法−
    藤井義久(京都大学農学研究科)
 受講料★より多くの方にご参加いただくために,一般の参加費を値下げしました★
     会員・非会員問わず一律3,000円(学生1,000円)
     ※受講料にはテキスト代が含まれます
 定員:180名(先着順)
 申込方法:申込み用紙は日本地震工学会ホームページからダウンロードして、必要
   事項をお書きのうえ、メールあるいはFAXにて日本地震工学会までお申込ください。
 申込み・問合せ先:日本地震工学会事務局
       108-0014 東京都港区芝5-26-20 建築会館4階
       電話:03-5730-2831   FAX:03-5730-2830
       電子メール:office@general.jaee.gr.jp
 詳細:http://www.jaee.gr.jp/event.html

○免震・制振技術開発施設・工場見学会
主催:日本地震工学会 
日時: 2007年11月27日(火)
集合・解散: 東武伊勢崎線「館林駅東口」14時15分集合,17時40分頃解散予定
  場所:オイレス工業(株)足利事業場
見学内容(予定):
 (1) 工場概要説明
 (2) 積層ゴム製造ライン工場
 (3) 加振時の鉛プラグ入り積層ゴム(LRB)内部温度確認試験
 (4) 制震装置と免震装置の加振試験
参加費: \1,000(館林駅−オイレス工業足利事業場送迎バス代として)
定員: 25名(先着順)
申込方法:申込み用紙は日本地震工学会ホームページからダウンロードして、必要事項を
お書きのうえ、メールあるいはFAXにて日本地震工学会までお申込ください。
申込み・問合せ先:日本地震工学会事務局
       108-0014 東京都港区芝5-26-20 建築会館4階
       電話:03-5730-2831   FAX:03-5730-2830
       電子メール:office@general.jaee.gr.jp
詳細:http://www.jaee.gr.jp/event.html

○セミナー「地震発生確率 −理論から実践まで−」
日 時:平成20年4月22日(火)14:00〜17:00
会 場:建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20 建築会館内)
会館案内地図 http://www.aij.or.jp/jpn/guide/map.htm
主催:日本地震工学会
内容
(1)確率論的震源モデルと地震発生確率(東京大学地震研究所 島崎邦彦 教授)
(2)確率論的地震ハザードの算出方法(清水建設(株) 石川 裕 氏)
(3)確率論的地震動予測地図の社会的意義と使い方(防災科学技術研究所 藤原広行氏
受講料:日本地震工学会会員:3,000円(学生会員1,000円)
定員:130名(先着順)
申込方法:申込み用紙は日本地震工学会ホームページからダウンロードして、必要
   事項をお書きのうえ、メールあるいはFAXにて日本地震工学会までお申込くださ
   い。
申込み・問合せ先:日本地震工学会事務局
       108-0014 東京都港区芝5-26-20 建築会館4階
       電話:03-5730-2831   FAX:03-5730-2830
       電子メール:office@general.jaee.gr.jp
詳細: http://www.jaee.gr.jp/event.html

○地震工学会論文集第7巻第6号発行のお知らせ
                    論文集編集委員会
日本地震工学会では,論文集を電子ジャーナルとして年4回発行しておりま
す。論文は日本地震工学会のホームページにてご覧いただくことができます。
今年(第7巻)の6号が発行されましたので,題目と著者を紹介致します。
論文の 詳細は下記ホームページからごらんください。
  http://www.jaee.gr.jp/stack/submit-j/index.html
また,論文集編集委員会では,皆様の論文投稿をお待ちしております。

1.統計的グリーン関数の最大加速度・最大速度の距離減衰特性、佐藤智美、
 pp.1-16
2.スマートセンサと無線ネットワークを用いた構造ヘルスモニタリングシステムの
 開発、圓 幸史朗、池ヶ谷 靖、中村 充、柳瀬仁、pp.17-30
3.被害発生確率を用いた耐震等級の説明の有効性、佐々木健人、小檜山雅之、
 pp.31-47
4.2004 年新潟県中越地震における強震観測点周辺の被害状況および建物被害と地
 震動の対応性、小杉慎司、境有紀、中村友紀子、大月俊典、pp.48-81

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JAEE NEWSのバックナンバーは
http://www.jaee.gr.jp/stack/back_number/index_2007.html で御覧いただけます.
JAEE NEWSへのお問い合わせ・ご意見は admin-n@news.jaee.gr.jp にお寄せください。
____________________________________
入会・資料等の問い合わせは
事務局(office@general.jaee.gr.jp, 電話:03−5730−2831,FAX:03-5730-2830)にお寄せください。

%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%《公募情報》%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

○独立行政法人土木研究所 専門研究員公募
 募集人員:専門研究員 1名
 所属:つくば中央研究所 耐震研究グループ 振動チーム
 専門分野:地震工学,地盤地震工学
     (液状化地盤における構造物の地震時挙動に関する研究)
 雇用期間:平成20年2月1日〜平成23年1月31日
 応募締切:平成19年12月14日(金)必着
 詳細: http://www.pwri.go.jp/renewal/bid_rental/recruit03.html

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%%%%%%%%%%%%%%%%%   《災害情報》   %%%%%%%%%%%%%%%%%

○2007年新潟県中越沖地震
下記に関連情報のリンク集を掲載しています。
http://www.jaee.gr.jp/disaster/2007/2007chuetsu_oki.html

○2007年ペルー地震
日本地震工学会は土木学会と合同で今回のPeru地震の被害調査団を派遣しました。

下記に関連情報のリンク集を掲載しました。
http://www.jaee.gr.jp/disaster/2007/2007peru.html

○2007年スマトラ島南部沖地震
日本地震工学会は土木学会と合同で今回のPeru地震の被害調査団を派遣しました。

下記に関連情報のリンク集を掲載しました。
http://research.jaee.gr.jp/disaster/2007/2007sumatra.html

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%%%%%%% 《行事案内行事予定・論文募集(関連学協会を含む)》%%%%%%%

○第35回地盤震動シンポジウム
 頻発する内陸地殻内地震の地震動とその解釈
 −新・入力地震動作成手法の使い方と検証(その1)−
 日時:11月16日(金)10:00〜17:10
 会場:建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)
 定員:200名
 詳細: http://news-sv.aij.or.jp/kouzou/s4/current/sympo/20070911.pdf

○Earthquake Engineering Conference AEES 2007
 主催:オーストラリア地震工学会
 日程:2007年11月23日-25日
 場所:Wollongong University
 (オーストラリア・ニューサウスウェールス州ウーロンゴン市)
 論文提出期限:2007年8月15日
 問合せ先:Sharon Anderson, AEES, Email: srj@bigpond.net.au

○セミナー「土木学会による実務者のための耐震設計入門:基礎編」
 主催:土木学会(担当:地震工学委員会地震防災技術普及小委員会)
 日程:2007年11月27日(火) 9:20〜17:30
 場所:土木学会講堂(東京都新宿区四谷)
 定員:50名
 参加費:土木学会正会員 10,000円  非正会員 12,000円(テキスト代含む)
 詳細: http://www.jsce.or.jp/committee/eec2/bousai/top.html

○The 2nd International Conference on Urban Disaster Reduction
 日程:2007年11月27日-29日
 場所:台北
 詳細:http://www.ncdr.nat.gov.tw/2ICUDR

○「国際建設技術情報シンポジウム2007」
    −最先端シミュレーション技術と建設−
 主催:NPO 国際建設技術情報研究所
 後援:日本地震工学会、他
 日程:2007年11月30日(金) 13:00〜17:00
 場所:都市センターホテル 706号会議室
    東京都千代田区平河町2-4-1
 申し込み先:NPO 国際建設技術情報研究所 事務局 田邊繁彦
       TEL:03(3820)5924  E-mail: tanabe@npo-i2cti.jp

○「地盤情報から学ぶ堆積盆地の地盤特性と防災・環境」 講習会
  −大阪平野から大阪湾を例にして−
 主催:KG-NET・関西圏地盤研究会
 協賛:日本地震工学会
 日時:2007年12月4日 9:30〜17:30
 場所:建設交流館グリーンホール (大阪市西区)
 定員:250名
 受講料:15,000円(テキスト代含む)
 申し込み先:(財)地域地盤環境研究所(KG-NET・関西圏地盤研究会 事務局)
    TEL:(06)6539-2972
    FAX:(06)6578-6253
    E-mail:geodick@geor.or.jp

○環太平洋地震工学会議(The 8th Pacific Conference on Earthquake Engineering)
 主催:ニュージーランド地震工学会
 日程:2007年12月5日-7日
 場所:シンガポール
 詳細:http://www.ntu.edu.sg/cee/8PCEE/

○「長周期地震動と建築物の耐震性」講習会
 主催:日本建築学会 東海地震等巨大災害への対応特別調査委員会
 後援:日本地震工学会、他
 日時:2007年12月7日(金) 13:00〜17:30(東京開催)
       12月12日(水)13:00〜17:30(大阪開催)
 場所:建築会館ホール(東京開催)
    大阪科学技術センター 4階401号室(大阪開催)
 参加費:日本建築学会会員 11,000円、後援団体会員 13,000円、会員外 16,000円
     テキスト代含む
 詳細:http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2007/jishin.pdf

○地震災害と減災に関する国際会議
 International Workshop on Earthquake Hazards and Mitigations
 主催:Indian Institute of Technology Guwahati
 共催:国際地盤工学会TC4, ATC3
 日程:2007年12月7日〜8日
 会場:Indian Institute of Technology Guwahati
   (インド・アッサム州 グワハチ市)
 論文提出:2007年8月31日
 詳細: http://geot.civil.metro-u.ac.jp/tc/atc3/EHAM-2007.pdf

○『首都直下地震に備える』第1回公開シンポジウム
 主催:東京工業大学都市地震工学センター
 日時:2007年12月11日(火)14:00〜17:00
 場所:東京工業大学キャンパス・イノベーションセンター1階国際会議室
 詳細: http://www.cuee.titech.ac.jp/syutoken/events/h19_1.htm

○地震防災フォーラム07 −来るべき南海・東南海地震に備えて(5)−
主催:関西地震観測研究協議会
協賛:日本地震工学会、他
 日程:平成20年1月18日
 場所:建設交流館グリーンホール(大阪)
 詳細は後日お知らせします。

○第27回震災予防協会講演会
「地震・火山噴火と人間:溢れ出る情熱に学ぶ災害軽減への道」
 主催:震災予防協会
 後援:日本地震工学会、他
日程:2008年2月1日
 会場:パシフィコ横浜
  詳細は未定です。

○Conference on Challenges and Applications of Mathematical Modeling
Techniques in Building Science and Technology (CAM2TBST)
主催:Central Building Research Institute (CBRI), Roorkee, India
日程:2008年2月7日〜8日
場所:Roorkee(インド)
 アブストラクト締切:2007年12月7日
 論文提出期限:2008年1月7日
詳細: http://www.cbri.org.in/index1.htm

○International Conference on Earthquake Engineering and Disaster Mitigation
(ICEEDM08)
 主催:インドネシア地震工学会(IEEA)、Institut Teknologi Bandung
 日程:2008年4月14日〜15日
 場所:ジャカルタ(インドネシア)
 アブストラクト締切:2007年10月31日(延びました)
 論文提出期限:2008年1月31日
 詳細: http://www.si.itb.ac.id/iceedm08/
   2nd Announcementが出ています!

○第57回理論応用力学講演会
 主催:日本学術会議 機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会
 共催:日本地震工学会、他
 日程:2008年6月10日(火)〜12日(木)
 場所:日本学術会議(東京都港区六本木7-22-34)
 趣旨:「理論応用力学講演会」は力学に関する最も権威ある世界の組織IUTAMの開催
    する国際会議の国内版として開催されてきました.力学が細分化する中で,
    各々の分野の先端的研究を集めて,幅広い力学研究の動向を確かめ合うこと
    が本講演会の目的です.本年度も,多くの力学の共通語を中心としたオーガ
    ナイズドセッションとパネルディスカッションを組み,ご要望にお応えした
    いと存じます.皆様の多数のご参加をお待ちしております.
 講演申込期限:2008年2月21日
 原稿提出期限:2008年4月17日
 詳細: http://www.jiban.or.jp/nctam/

○第5回 European Workshop on the seismic behaviour of Irregular and
Complex Structures
 主催:Catania大学(イタリア)
 日程:2008年9月16〜17日
 場所:Catania(イタリア)
 アブストラクト締切:2007年12月15日
 論文提出期限:2008年3月31日
 詳細: http://www.5ewics.dica.unict.it/

○第14回世界地震工学会議(14WCEE)
 日程:2008年10月12〜17日
 場所:北京
 詳細:http://www.14wcee.org/
 アブストラクト締切:2007年10月31日 :延期になりました!
 論文提出期限:2008年5月1日

○その他の行事等は下記のページをご覧下さい.
 http://www.jaee.gr.jp/event.html

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