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JAEE NEWS No.183 2009/3/16 日本地震工学会ニュース No.183

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# JAEE NEWS No.183 2009/3/16  日本地震工学会ニュース No.183 #
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 「天災は忘れられた頃に来る」。この言葉は、昭和19年に『定本国民座右銘』
での9月1日の言葉として、人工雪で有名な中谷宇吉郎が、恩師の寺田寅彦の
言葉として選んだものです。この言葉は文字通りの形で印刷には残っていない
ということですが、全文この言葉の趣旨で貫かれた随筆に「津波と人間」が
あるといいます。この随筆は、寺田が昭和8年3月3日に三陸地方を襲った津波
を巡って書いたもので、日本のように世界的に有名な地震国であれば、国民が
決して天災を忘れないために、小学校では毎年、地震や津波に関する特別講演
があっても不思議ではないと結んでいます。地震学者や地震工学者は、その
生業上、いつまでも天災(震災)にこだわり続け、細々とではあってもそれら
を伝えることができる貴重な人種です。国民が忘れることを嘆く前に、我々
自身が過去の震災をどれだけ知っているかを、もう一度検証する必要がある
のではないでしょうか。防災に関する学問の原点はまさに「温故知新」である
ことを思い出すためにも(武村)。

※ 日本地震工学会のホームページ:http://www.jaee.gr.jp/index.html

  Copyright (C) 2001-2009 Japan Association for Earthquake
  Engineering. All Rights Reserved.
  <本メイルの内容を許可なく転載することを禁じます。>

%%%%%%%%%%%%%  《日本地震工学会関連のニュース》  %%%%%%%%%%%%%

○来期「次期会長」「副会長」「監事」選挙の投票のお願い
                              選挙管理委員会
来期の次期会長(1名)、副会長(2名)、監事(1名)の選挙を実施しており
ます。お手元に届いた投票用紙に、候補者もしくはそれ以外でふさわしいと
考えられる本会の正会員の氏名を記載し、郵送で投票して下さい。

なお、本会サイト(http://www.jaee.gr.jp/general/election2009.pdf)に
おいて候補者を紹介しておりますのでご参照ください。

 ★★★ 期限:2009年3月19日(木)(当日消印有効) ★★★

○学会誌最新号の刊行
 日本地震工学会誌第9号が2009年1月末刊行されました。
掲載記事は、下記目次をご参照願います。
 http://www.jaee.gr.jp/stack/mag-j/kaishi09_index.pdf
なお、これまでのバックナンバーも含め、日本地震工学会誌は下記サイトにて、
一般の方には目次のみを公開し、会員の方には会員番号及びパスワードをご入力
頂いた上でダウンロードが可能です。
 http://www.jaee.gr.jp/stack/mag-j/index.html

○論文集の刊行
 日本地震工学会論文集第9巻第1号が2009年2月刊行されました。
掲載記事は、下記目次をご参照願います。
 http://www.jaee.gr.jp/stack/submit-j/v09n01/mokuji.html
なお、これまでのバックナンバーも含め、日本地震工学会論文集は下記サイト
にて、閲覧可能です。2009年6月より、論文の本文は登載から1年間は会員限定
の公開になり、一般の方の閲覧は概要のみとなり、会員の方には論文の閲覧に
際して会員番号及びパスワードが必要となりますので、ご承知おき願います。
 http://www.jaee.gr.jp/stack/submit-j/index.html

○「E-ディフェンス実大5層制振構造建物実験見学会」
★★★ 2009年3月5日終了しました。多数のご参加に感謝致します。 ★★★

○「地盤構造物におけるライフサイクルコスト戦略」セミナー
★★★ 2009年3月11日終了しました。多数のご参加に感謝致します。 ★★★

○災害リモートセンシング技術の標準化と高度化に関する研究委員会」の委員
公募のおしらせ

下記の要領で「災害リモートセンシング技術の標準化と高度化に関する研究委員
会」の委員を公募いたします。

◇委員の公募を行う委員会の活動内容
・委員会名称:
 「災害リモートセンシング技術の標準化と高度化に関する研究委員会」
・委員長(案):松岡昌志(産業技術総合研究所)
・委員会の活動期間:2009年4月〜2012年3月(3年間)
・委員会の活動の目的:
 近年におけるリモートセンシング技術の発展は著しいものがあり、2004年
スマトラ島沖地震津波、2008年中国四川大地震、2008年岩手・宮城内陸地震
などの大規模災害における被害情報収集手段および発災前の平常時の空間
データ取得手段としてその有効性が示されつつある。そして、高分解能光学
衛星画像を用いた家屋被害や地盤被害の判読、合成開口レーダ画像による
被災地検出、GISとの統合処理技術、復旧・復興のための空間データ整備等に
ついての経験と知識も蓄積されてきた。しかし、リモートセンシング技術を
地震工学・地震防災の実務に応用させるためには、単なる事例の蓄積だけで
なく、データや手法の標準化と、精度向上等の高度化が必要になっている。
 本委員会は3年間の活動期間で、事前に整備しておくべき基盤データの要件
を整理するとともに様々な質と分解能を有するリモートセンシング画像の
特性やハザードに応じた被害把握技術の標準化、シミュレーションなどの
推定情報との統合処理、現地調査写真や計測情報などのトゥルースデータの
アーカイブと情報共有に係る議論や研究開発を推進することを目的として
いる。

◇公募
・公募時期:2009年3月13日(金)〜2009年4月17日(金)
・公募人数:若干名(最大6名程度)
・委員条件:委員会の目的達成に具体的に貢献できること
・応募方法:参加を希望される方は、参加を希望される方は、以下をA4用紙1枚
 程度にまとめ、メール件名「日本地震工学会微動利用技術研究委員会」として、
 下記応募先にE-mailにてご応募ください。
 @氏名、年齢、所属、連絡先住所、電話番号、FAX番号、E-mail アドレス
 A応募理由、本委員会で取り組みたい内容のキーワード
 B現在の主たる業務・研究の概要
 4月24日までに日本地震工学会「災害リモートセンシング技術の標準化と
 高度化に関する研究委員会」よりご連絡いたします。
・応募先、その他問合せ先:
 産業技術総合研究所 情報技術研究部門 地球観測グリッド研究グループ
 松岡昌志 宛
 E-mail: m.matsuoka@aist.go.jp
・詳細:http://www.jaee.gr.jp/contribution/con05.html

○セミナー「構造物の地震リスクマネジメント」
 本セミナーでは、耐震技術者を対象に確率論的手法や信頼性工学の考え方を
用いながら、目標耐震性能の設定や限界状態設計手法について判りやすく解説
するとともに、構造物の地震リスクを定量的に分析しマネジメントする手法を、
より実践に近い立場で扱うことを想定して、事例をまじえながら詳しく説明し
ます。

◇日時:2009年4月14日(火)13:00〜16:00
◇場所:建築会館ホール
◇主催:日本地震工学会 
◇後援(予定):(社)日本地震学会、(社)地盤工学会、(社)日本建築学会、
        (社)土木学会、(社)日本機械学会、日本活断層学会 
◇プログラム:
(1) 耐震安全性の設計目標と社会的合意
   東京大学大学院新領域創成科学研究科 神田順 教授
   ・耐震設計への信頼性指標の導入
   ・確率論的耐震安全性評価
(2) 地震リスクの定量化とマネジメント
株式会社篠塚研究所 中村孝明氏
   ・信頼性理論の手法
   ・地震リスクマネジメントの事例
◇受講料:
 (1) 日本地震工学会会員:3,000円(学生会員1,000円)
 (2) 後援会員:4,000円(学生会員2,000円)
 (3) 会員外 :5,000円(一般学生2,000円)
◇定員:130名(先着順)
◇申込み方法・詳細:http://www.jaee.gr.jp/event/20090414program.pdf

○日本地震工学会誌への投稿について
 日本地震工学会誌は、年2回会員に配布されている和文の小冊子です。地震
工学に関するトピックスや研究動向などについて、その分野の専門家に依頼
して執筆していただく特集記事や、学会内の出来事をお知らせする記事のほか、
特別企画なども織り交ぜて編集しています。さらに、会員の皆さまからの記事
投稿も歓迎いたします。投稿方法については、次のサイトをご覧下さい。
 http://www.jaee.gr.jp/contribution/con04.html 

○「講習会・講演会・見学会のテーマ」募集
                                事業企画委員会
 事業企画委員会では、会員の皆様にお役立て頂けるようなさまざまな行事を
企画・開催しておりますが、会員の皆様のご要望を広く募ることで、益々の
充実を図りたいと考えております。今後、実施して欲しい講習会、講演会、
見学会等ございましたら、ご意見・ご希望をお寄せ願います(随時受付)。
              希望の送信先:office@general.jaee.gr.jp

 ※これまでの行事は下記サイトをご参照願います。
  http://www.jaee.gr.jp/event/eve_log.html

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JAEE NEWSのバックナンバーは
http://www.jaee.gr.jp/stack/back_number/index_2008.html で御覧いただけます.
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JAEE NEWSへのお問い合わせ・ご意見は admin-n@news.jaee.gr.jp にお寄せください。
____________________________________
入会・資料等の問い合わせは
事務局(office@general.jaee.gr.jp, 電話:03−5730−2831,FAX:03-5730-2830)にお寄せください。
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%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%《災害情報》%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

 ※災害情報のリンク集は下記サイトに掲載して行きますのでご参照願います。
  http://www.jaee.gr.jp/disaster.html

%%%%%%% 《行事案内行事予定・論文募集(関連学協会を含む)》%%%%%%%

○防災科学技術研究所 第6回成果発表会
 主催:防災科学技術研究所
 日時:2009年3月17日(火)
 場所:東京国際フォーラムB5ホール
 詳細:http://www.bosai.go.jp/

○セミナー「構造物の地震リスクマネジメント」
 主催:日本地震工学会
 日時:2009年4月14日(火)13:00〜16:00
 場所:建築会館ホール
 詳細:http://www.jaee.gr.jp/event/20090414program.pdf
 (本ニュースの《日本地震工学会関連のニュース》も参照下さい)

○「金井 清先生 追悼シンポジウム」
 −地震動研究の“これまでとこれから”−
 主催:財団法人 震災予防協会
 後援:東京大学地震研究所、日本大学生産工学部、東京工業大学都市
    地震工学センター、日本地震学会、日本建築学会、日本地震工学会
 日時:20091年4月21日(火)10:00〜17:30
 会場:東京大学山上会館
 定員:120名
 参加費:無料、ただし資料代は実費
 詳細:http://www.aedp-jp.com/

○第1回震災対策技術展/自然災害対策技術展 静岡
 主催:第1回震災対策技術展/自然災害対策技術展 静岡 実行委員会
 後援:日本地震工学会
 日時:2009年4月21日〜25日
 場所:ツインメッセ静岡
 詳細:http://www.exhibitiontech.com/etec/index.html

○地球惑星科学連合大会
 主催:地球科学、惑星科学、宇宙科学に関連する国内37学術協会
 日時:200年5月16日〜21日
 場所:幕張メッセ国際会議場
 論文提出期限:2009年2月6日
 詳細:http://wwwsoc.nii.ac.jp/ssj/schedule/schedule.htmlにて適宜更新

○第30回地震工学研究発表会(東京)
 主催:土木学会地震工学委員会
 日時:2009年5月18日〜20日
 場所:東京大学地震研究所
 論文提出期限:2009年3月27日
 詳細:http://www.jsce.or.jp/committee/eec2/index.html

○物理探査学会 第120回学術講演会(東京)
 主催:物理探査学会
 場所:早稲田大学国際会議場
 日時:2009年5月25日〜5月27日
 講演申込み期限:2009年3月23日
 論文提出期限: 2009年4月20日
 詳細:http://www.segj.org/event/lecture/2009/01/post-3.html

○第3回「地域防災防犯」展大阪
 主催:社団法人 大阪国際見本市委員会
 日時:2009年6月4日〜5日
 場所:インテックス大阪2号館
 詳細:http://www.exhibitiontech.com/bosai/index.html

○第58回理論応用力学講演会(東京)
 主催:日本学術会議
 共催:日本地震工学会、地盤工学会、土木学会、日本機械学会、
    日本建築学会、その他16学会
 日時:2009年6月9日〜11日
 場所:日本学術会議
 論文提出期限:2009年2月19日
 詳細:http://www.jsce.or.jp/committee/amc/nctam/nctam.html

○歴史都市防災シンポジウム'09
 主催:立命館大学G-COE文化遺産防災学推進拠点
 日時:2009年6月20日
 場所:東本願寺
 論文提出期限:2009年4月17日
 詳細:http://www.rits-dmuch.jp/090620sympo_ronbun.html

○第1回文化遺産防災アイデアコンペティション
 主催:立命館大学歴史都市防災研究センター
 日時:2009年6月20日(公開審査および表彰式)
 場所:東本願寺
 提出期限:2009年5月11日
 詳細:http://www.bunkaisan-competition.jp

○WCCE-ECCE-TCCE JOINT CONFERENCE EARTHQUAKE & TSUNAMI
 主催:WCEE,ECEE,TCCE
 日程:2009年6月22〜24日
 場所:イスタンブール(トルコ)
 詳細:http://www.imo.org.tr/eqt2009/

○Lifeline Earthquake Engineering in a Multihazard Environment
 主催:米国土木学会
 日程:2009年6月28日〜7月1日
 場所:オークランド(アメリカ)
 アブストラクト締切:11月14日
 最終論文の提出期限:2009年2月21日
 詳細:http://content.asce.org/conferences/tclee2009/

○米国機械学会Pressure Vessels and Piping Conference (PVP2009)
 主催:米国機械学会
 共催:日本機械学会
 日程:2009年7月26日〜30日
 場所:プラハ(チェコ)
 査読用原稿提出締切り:2009年3月2日
 最終論文提出締切り:2009年4月20日
 詳細:http://www.asmeconferences.org/PVP09/

○第44回地盤工学研究発表会
 主催:地盤工学会
 日程: 2009年8月18日〜21日(21日は見学会)
 場所: 関東学院大学 金沢八景キャンパス
 申込み締切り: 2009年2月15日
 原稿提出締切り:2009年3月15日 
 詳細:http://www.jiban.or.jp/よりアクセス可

○2009年度日本建築学会大会
 主催:日本建築学会大会
 日程:2009年8月26日〜29日
 場所:東北学院大学 泉キャンパス
 原稿提出締切り:2009年4月6日(紙面投稿)
            2009年4月12日(電子投稿) 
 詳細:http://www.aij.or.jp/aijhomej.htmにて後日掲載

○土木学会全国大会 第64回年次学術講演会
 主催:土木学会
 日程:2009年9月2〜4日
 場所:福岡大学
 原稿提出締切り:2009年4月10日
 詳 細:http://www.jsce.or.jp/committee/zenkoku/index.shtml

○日本機械学会 2009年度年次大会
 主催:日本機械学会
 日程:2009年9月13日〜16日
 場所:岩手大学
 申込み締切り: 2009年3月6日
 原稿提出締切り:2009年7月10日
 詳 細:http://www.jsme.or.jp/2009am/

○第9回SEGJ国際シンポジウム
 主催:(社)物理探査学会
 共催:日本地震工学会
 日程:2009年10月12日〜14日
 場所:北海道大学学術交流会館
 原稿提出締切り:2009年3月31日(short abstract)
          :2009年5月20日(extended abstract)
 詳 細:http://www.jsme.or.jp/2009am/

○Int. Symposium on GEO-INFORMATICS and ZONING for HAZARD MAPPING
 主催:国際地盤工学会ATC3 & ATC10、関西圏地盤研究会
 日時:2009年12月3日〜4日
 場所:京都テルサ
 原稿提出締切り:2009年3月31日(abstract)
          :2009年6月30日(論文)
 詳 細:http://giz2009.com/

○Ninth U.S. National and Tenth Canadian Conference on Earthquake
 Engineering: Reaching Beyond Borders
 主催:Earthquake Engineering Research Institute &
    Canadian Association for Earthquake Engineering
 日程:2010年6月25日〜29日
 場所:トロント(カナダ)
 詳細:http://2010eqconf.org/

○その他の行事等は下記のページをご覧下さい.
 http://www.jaee.gr.jp/event.html

%%%%%%《人事公募情報、求人・求職情報》%%%%%%%%

日本地震工学会では、会員サービスの一環として、地震工学に関連する
求人・求職の情報を掲載しております。

これから、情報を掲載したい方は office@news.jaee.gr.jp までご連絡
願います。

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