ホーム日本地震工学会

書庫 > JAEE NEWS

JAEE NEWS No.151 2007/10/1 日本地震工学会ニュース No.151

##############################################################
# JAEE NEWS No.151 2007/10/1 日本地震工学会ニュース No.151 #
##############################################################

去る9月5日、小堀鐸二先生が逝去されました。先生は地震の予測は無理だから地
震で揺れない建物を造るべきとの固い信念をもって制震技術の研究開発に心血を注
いでこられました。20年余り前に地震が専門の私が先生のところに配属になり、先
ずお尋ねしたのは「私は何をすればいいのですか」でした。その時、ニコッとされ
て「君は地震の研究をしてくれ、地震についても少しは分かる方がいいから。」と
言っていただいたのを鮮明に覚えています。それから20年が経った昨年、地震学会
で強震動研究をする仲間と「地震の揺れを科学する」(東大出版会)とういう本を
出版し、ご静養中の先生にお届けしました。その際に、「本当に地震は科学できる
ようになったのかね!?」とおっしゃったそうです。やっぱりあの時のようにやさ
しくニコッとされてのことだとすぐに想像が付きました。自他共に厳しい方でした
が、未知のものに取り組む者にはとても暖かい眼差しを向けて下さる方でした。私
など最もその恩恵に浴したものと感謝に堪えません。
先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。(武村)

※ 日本地震工学会のホームページ:http://www.jaee.gr.jp/index.html

%%%%%%%%%%%%%  《日本地震工学会関連のニュース》  %%%%%%%%%%%%%

○14WCEEのアブストラクトの締め切りが延期になりました
 14WCEEの組織委員会より、世界各国からアブストラクトの締め切りの延期要請が、
多数きているため、締め切りを、10月31日まで、延期するとの連絡が来ました。
 10月2日に、ホームペイジに掲載されるようです。
まだアブストラクトを提出されていない皆様も、是非奮って、ご提出ください。
                  (家村浩和 世界地震工学会 事務局長)

○第5回日本地震工学会・大会-2007
  締切り間近です!!。多くの方の投稿をお待ちしています。
 主催:日本地震工学会
 日時:2007年11月13日-14日
 場所:東京大学地震研究所
 投稿は締切りました。多くの申し込みありがとうございました。
 (!!開催期間短縮のご案内!!)
 例年なみの投稿発表題数でしたが、5会場1題あたり15分で2日間のプログ
ラムが可能でしたので、当初15日までの予定を13日−14日の2日開催に変更
しました。なお、両日とも夜は懇親会を予定しています。また、最新の地
震計を展示していただく「地震工学技術フェア」も企画しています。2日な
がら開催期間中は多くのみなさまにご出席いただいて、密度の高い議論、
研究交流が行われることを期待しています。
詳細: http://www.jaee.gr.jp/event/eve02/eve02_index.html

○講習会「基礎−地盤系の動的応答と耐震設計法」
 テキストは、日本地震工学会・基礎―地盤系の動的応答と耐震設計法に関する研
究委員会がとりまとめた「基礎と地盤の動的相互作用を考慮した耐震設計ガイドラ
イン」(案)を使用します。
 主催:日本地震工学会
 協賛(予定):(社)土木学会、(社)地盤工学会、(社)日本建築学会
 日時 :平成19年10月26日(金) 9時45分〜17時00分
 会場 :日本大学理工学部駿河台校舎1号館2階121会議室
    (JR御茶ノ水駅から約300m)
 受講料:(1)日本地震工学会会員・協賛団体会員 5,000円
                  (学生会員 2,000円)
     (2)会員外(上記会員以外の方)7,000円(一般学生3,000円)
         受講料にはテキスト代が含まれます。
 申し込方法:申込用紙は日本地震工学会ホームページからダウンロードして、
   必要事項をお書きのうえ、メールあるいはFAXにて日本地震工学会事務局まで
   お申し込みください。確認次第、参加票をお送りいたします。なお、公費支
   払い等で請求書をご希望の方は通信欄にその旨ご記入ください。
 定員:80名(先着順)
 申込み・問合せ先:日本地震工学会事務局
       108-0014 東京都港区芝5-26-20 建築会館4階
       電話:03-5730-2831   FAX:03-5730-2830
       電子メール:office@general.jaee.gr.jp
 詳細:http://www.jaee.gr.jp/event.html

____________________________________
JAEE NEWSのバックナンバーは
http://www.jaee.gr.jp/stack/back_number/index_2007.html で御覧いただけます.
JAEE NEWSへのお問い合わせ・ご意見は admin-n@news.jaee.gr.jp にお寄せください。
____________________________________
入会・資料等の問い合わせは
事務局(office@general.jaee.gr.jp, 電話:03−5730−2831,FAX:03-5730-2830)にお寄せください。

%%%%%%%%%%%%%%%%%   《災害情報》   %%%%%%%%%%%%%%%%%

○2007年新潟県中越沖地震
 下記に関連情報のリンク集を掲載しています。
  http://www.jaee.gr.jp/disaster/2007/2007chuetsu_oki.html

○2007年ペルー地震
 8月15日18時41分頃(現地)、ペルー中部の沿岸で M7.9の地震が発生しました。
死者は500名を超え、アドベ住宅を中心に大きな被害が出ています。

日本地震工学会は土木学会と合同で今回のPeru地震の被害調査団を派遣しました。
また、小谷前会長らCISMID創立20周年記念シンポジウムへの参加者による速報を
下記リンク集に掲載しました。

下記に関連情報のリンク集を掲載しました。
http://www.jaee.gr.jp/disaster/2007/2007peru.html

○2007年スマトラ島南部沖地震
 2007年9月12日11時10分頃(UT)、インドネシア・スマトラ島南部沖でM8.4(USGS)
の地震が発生しました。被災地の情報がまだ十分でありませんが現在までの情報では、
死者は十数名程度、西スマトラ州パダンや震源に近いブングル州で多くの構造物が被
害を受けているようであるとの報道です。現地ではM5を超える余震が頻発しており、
M7.8、M7.1などM7を超える余震も発生しています。

下記に関連情報のリンク集を掲載しました。
http://research.jaee.gr.jp/disaster/2007/2007sumatra.html

%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
%%%%%%% 《行事案内行事予定・論文募集(関連学協会を含む)》%%%%%%%

○「防災情報基盤に関する国際ワークショップ」(International Workshop on
 Information Platforms for Disaster Reduction: IPRD WS)
 主催:防災科学技術研究所・科学技術振興機構
 後援(予定):国連国際防災戦略、内閣府、文部科学省、アジア防災センター、
        AGORA、水災害・リスクマネジメント国際センター
 日時:2007年10月3日(水) 9:00〜18:30
         4日(木) 9:00〜12:00
 場所:防災科学技術研究所、和達記念ホール(つくば市内)
 プログラム・ 参加申し込み等(下記URLをご覧下さい)
   http://www.bosai.go.jp/genba/event/2007ipdr-ws/index.html

 本ワークショプにおける議論の結果は、10月5日(金)に東京コンファレンス
センター・品川で開催される第3回アジア科学技術フォーラム 第3分科会にて
報告され、最終的な提言へとまとめられる予定です。
 第3回アジア科学技術フォーラムの詳細及び参加申し込みにつきましては、
下記URLをご覧下さい。
   http://www.bosai.go.jp/genba/event/2007ipdr-ws/index5.html

○第12回都市地震防災セミナー
 主催:東京工業大学都市地震工学センター
 日時:2007年10月11日(木)14:00〜16:30
 場所:東京工業大学キャンパス・イノベーションセンター1階国際会議室
 詳細: http://www.cuee.titech.ac.jp/Japanese/Events/Data/seminar_071011.html

○第2回「震災対策技術展/自然災害対策技術展」宮城
 主催:宮城県沖地震対策研究協議会
    第2回「震災対策技術展/自然災害対策技術展」宮城 実行委員会
 後援:日本地震工学会、他
 日時:2007年10月31日、11月1日
 場所:みやぎ産業交流センター(夢メッセMIYAGI、仙台市宮城野区港三丁目1-7)
 詳細:http://www.exhibitiontech.com/etec/

○新しい地震動研究の進展と土木構造物の設計地震力に関する講習会
 主催:土木学会地震工学委員会・地震動研究の進展を取り入れた公共社会インフラの
    設計地震力に関する研究小委員会
 共催:日本地震工学会、他
 日時:2007年11月2日(金)
 場所:土木学会講堂(四谷駅徒歩2分:東京都新宿区四谷一丁目)
 参加費:主共催学協会会員7000円、非会員9000円、学生会員4000円
     委員会報告書代を含む
 詳細: http://www.jsce.or.jp/committee/eec2/mindscs/index.html

○首都大学東京 21世紀COEプログラム
 国際会議「Building Stock Activation 2007」
 主催:首都大学東京
 後援:日本地震工学会、他
 日程:2007年11月5日-8日
 場所:東京国際フォーラム
 詳細: http://www.simul-conf.com/bsa2007/index.html

○第3回座談会「安全、診断と防災システム」
 主催:日本機械学会東海支部
 後援:日本地震工学会、他
 日時:2007年11月9日(金)13:00〜18:30
 場所:名古屋大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー 3F ベンチャーホール
    (名古屋市千種区)
 定員:50名
 参加費:機械学会会員7000円,会員外9000円,学生員2000円,一般学生3000円
 詳細:http://www.jsme.or.jp/tk/

○Earthquake Engineering Conference AEES 2007
 主催:オーストラリア地震工学会
 日程:2007年11月23日-25日
 場所:Wollongong University
 (オーストラリア・ニューサウスウェールス州ウーロンゴン市)
 論文提出期限:2007年8月15日
 問合せ先:Sharon Anderson, AEES, Email: srj@bigpond.net.au

○セミナー「土木学会による実務者のための耐震設計入門:基礎編」
 主催:土木学会(担当:地震工学委員会地震防災技術普及小委員会)
 日程:2007年11月27日(火) 9:20〜17:30
 場所:土木学会講堂(東京都新宿区四谷)
 定員:50名
 参加費:土木学会正会員 10,000円  非正会員 12,000円(テキスト代含む)
 詳細: http://www.jsce.or.jp/committee/eec2/bousai/top.html

○The 2nd International Conference on Urban Disaster Reduction
 日程:2007年11月27日-29日
 場所:台北
 詳細:http://www.ncdr.nat.gov.tw/2ICUDR
 論文提出期限:2007年8月31日

○「国際建設技術情報シンポジウム2007」
    −最先端シミュレーション技術と建設−
 主催:NPO 国際建設技術情報研究所
 後援:日本地震工学会、他
 日程:2007年11月30日(金) 13:00〜17:00
 場所:都市センターホテル 706号会議室
    東京都千代田区平河町2-4-1
 申し込み先:NPO 国際建設技術情報研究所 事務局 田邊繁彦
       TEL:03(3820)5924  E-mail: tanabe@npo-i2cti.jp

○「地盤情報から学ぶ堆積盆地の地盤特性と防災・環境」 講習会
  −大阪平野から大阪湾を例にして−
 主催:KG-NET・関西圏地盤研究会
 協賛:日本地震工学会
 日時:2007年12月4日 9:30〜17:30
 場所:建設交流館グリーンホール (大阪市西区)
 定員:250名
 受講料:15,000円(テキスト代含む)
 申し込み先:(財)地域地盤環境研究所(KG-NET・関西圏地盤研究会 事務局)
    TEL:(06)6539-2972
    FAX:(06)6578-6253
    E-mail:geodick@geor.or.jp

○環太平洋地震工学会議(The 8th Pacific Conference on Earthquake Engineering)
 主催:ニュージーランド地震工学会
 日程:2007年12月5日-7日
 場所:シンガポール
 詳細:http://www.ntu.edu.sg/cee/8PCEE/

○「長周期地震動と建築物の耐震性」講習会
 主催:日本建築学会 東海地震等巨大災害への対応特別調査委員会
 後援:日本地震工学会、他
 日時:2007年12月7日(金) 13:00〜17:30(東京開催)
       12月12日(水)13:00〜17:30(大阪開催)
 場所:建築会館ホール(東京開催)
    大阪科学技術センター 4階401号室(大阪開催)
 参加費:日本建築学会会員 11,000円、後援団体会員 13,000円、会員外 16,000円
     テキスト代含む
 詳細:http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2007/jishin.pdf

○地震災害と減災に関する国際会議
 International Workshop on Earthquake Hazards and Mitigations
 主催:Indian Institute of Technology Guwahati
 共催:国際地盤工学会TC4, ATC3
 日程:2007年12月7日〜8日
 会場:Indian Institute of Technology Guwahati
   (インド・アッサム州 グワハチ市)
 論文提出:2007年8月31日
 詳細: http://geot.civil.metro-u.ac.jp/tc/atc3/EHAM-2007.pdf

○International Conference on Earthquake Engineering and Disaster Mitigation
(ICEEDM08)
 主催:インドネシア地震工学会(IEEA)、Institut Teknologi Bandung
 日程:2008年4月14日〜15日
 場所:ジャカルタ(インドネシア)
 アブストラクト締切:2007年10月19日
 論文提出期限:2008年1月31日
 詳細: http://www.si.itb.ac.id/iceedm08/

○第57回理論応用力学講演会
 主催:日本学術会議 機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会
 共催:日本地震工学会、他
 日程:2008年6月10日(火)〜12日(木)
 場所:日本学術会議(東京都港区六本木7-22-34)
 趣旨:「理論応用力学講演会」は力学に関する最も権威ある世界の組織IUTAMの開催
    する国際会議の国内版として開催されてきました.力学が細分化する中で,
    各々の分野の先端的研究を集めて,幅広い力学研究の動向を確かめ合うこと
    が本講演会の目的です.本年度も,多くの力学の共通語を中心としたオーガ
    ナイズドセッションとパネルディスカッションを組み,ご要望にお応えした
    いと存じます.皆様の多数のご参加をお待ちしております.
 講演申込期限:2008年2月21日
 原稿提出期限:2008年4月17日
 詳細: http://www.jiban.or.jp/nctam/

○第14回世界地震工学会議(14WCEE)
 日程:2008年10月12〜17日
 場所:北京
 詳細:http://www.14wcee.org/
 アブストラクト締切:2007年10月31日 :延期になりました!
 論文提出期限:2008年5月1日

○その他の行事等は下記のページをご覧下さい.
 http://www.jaee.gr.jp/event.html

%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

このページの上部へ