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日本地震工学会 > 2008年 第8回通常総会 議事録

A. 日時:

平成20年5月22日(木) 15時50分〜17時20分

B. 場所:

建築会館ホール

D. 出席者(50音順 敬称略)

(出席73名、他に委任状出席 567名)

相沢 覚、秋山将光、足立有史、石井 卓、石川 裕、石原研而、和泉眞一、犬飼伴幸、大西良広、大橋茂信、大庭正俊、大堀道広、岡田恒男、小川安雄、奥津 大、小谷俊介、梶間和彦、柏崎昭宏、勝俣英雄、金子美香、壁谷澤寿海、亀岡裕行、亀田弘行、北川良和、北田義夫、工藤一嘉、小長井一男、小林信之、斎藤賢吉、佐藤清隆、志波由紀夫、庄司栄蔵、白鳥 実、末冨岩雄、菅原光弥、鈴木浩平、鈴木康嗣、鈴木祥之、砂坂善雄、関松太郎、立花篤史、高橋吉徳、田村重四郎、遠山奈々、富山隆一、中村英孝、中山晶夫、那仁満都拉、野田静男、野中康友、野畑有秀、伯野元彦、濱田政則、久田嘉章、日比野浩、平原謙司、福岡淳也、辨野 裕、真崎雄一、鱒沢 曜、松岡昌志、松田 宏、三浦弘之、翠川三郎、宮坂英志、三輪 滋、源栄正人、諸井孝文、吉田郁政、吉村昌宏、若松加寿江、渡辺孝英、渡辺正仁

E. 議事

1. 開会:定足数の確認

 総会の定足数は、規約第24条により現在(平成20年4月)の正会員1196名、法人会員94社の1/3以上である430以上となるが、本日の出席者は委任状出席を含めて639名となり総会が成立することが総務担当の石川理事より報告され、平成19年度通常総会の開催が宣言された。(その後出席者1名追加の640名となった。)

2. 議長指名

 総務担当の石川理事より、規約第16条により会長が総会の議長を務めることが説明され、本総会の議長を北川会長にお願いした。

3. 会長挨拶

 北川会長より、議案の審議に先立ち挨拶があった。その概要は以下の通りである。
(概要)
 今月12日に中国四川において大地震が発生し4万人以上の犠牲者がでている。ここに謹んで哀悼の意を表したい。地震工学会は地震被害の軽減を目標とし大きな役割を担っている。2001年1月に設立され、小学生に例えると2、3年生でありまだまだ幼稚な面もあるが、10年の節目に向けて存在意義、目的を改めて見直し、パンフレットに目的、課題として掲げ、活動を進めてきた。具体的な活動は後ほど担当理事より事業報告するので忌憚のない意見をいただきたい。配布資料の中に14WCEEへの寄付のお願いの用紙も入っている。発展途上国からの参加旅費を支援することを目的とするもので国際貢献活動のひとつである。理事会で議論をしてJAEEから30万円の寄付をすることとしたが、不十分なのでさらに会員の皆様に寄付をお願いしたい。
 昨年来、講演会の話題であった新潟県中越沖地震から中国四川の地震までいくつかの地震が発生している。地震災害調査活動は大変重要であり、地震工学会でも関連学会との合同調査を進めてきた。他学会との関係もあり難しい面もあるが、引き続き申し送り事項として次期鈴木会長におねがいしたい。地震工学会のように縦割りの分野を横につなぐ役割の学会も重要であり、いっそうの協力をお願いしたい。この一年御尽力いただいた副会長、理事の方にお礼を申し上る。

4. 議案の審議

(1号議案:平成19年度事業報告)

 平成19年度事業内容について、石川理事より議案書に沿って報告された。主な報告内容は次の通りである。なお、新たな試みとして事業報告書を作成した旨も報告された。

・平成19年5月に第7回通常総会を開催した。
・平成19年度は理事会を8回開催し、一般的な事務議決や本学会の運営方針について懇談した。平成19年度の主な課題、取り組みとしては、1)副会長の分掌を明確化、2) 調査研究担当理事の設置、3) 企画事業活動の活発化、本会のパンフレットの新規制作、4) IAEE(国際地震工学会中央事務局)に対する援助の継続、第14回世界地震工学会議(14WCEE)においての3つの企画提案、5) 名誉会員候補者の選任、本総会への候補者の推挙、6) 公益法人制度改革に伴う新制度の施行に対応して本会も公益法人格の取得を目指すために、法人化検討委員会を発足させ、情報収集などに着手、7) 設立10 周年記念事業の取組方針について議論し平成20 年度より担当の役員を設置、などが挙げられる。
・ 会計部会において法人化に向け会計ソフトの導入を行ったこと、法人化検討委員会を設置して活動を開始したこと、2つの委員会を電子広報委員会へ統合したことなど、各委員会活動について概要を報告した。また、第5回年次大会「日本地震工学会大会2007」が行われた旨、報告した。
・他学会との交流として、多数の共催、後援、協賛があったことを報告した。
・その他:第12回日本地震工学シンポジウム実行委員会より寄付を受けたこと、地震災害調査基金より一部を取り崩し、災害調査活動を援助した旨を報告した。

続いて審議に入り、議長が本件に関する意見と質問がないことを確認して、出席者に承認を諮り、承認された。

(2号議案:平成19年度収支決算報告および監査報告)

 平成19年度収支決算について、会計担当の小林理事より議案書に沿って報告された。次に、平成19年度監査報告として亀田監事より適切に会計処理されていることを確認している旨が報告された。続いて審議に入り、議長が収支決算と監査報告について意見と質問を求めたところ、質問のないことを確認して、出席者に承認を諮り、承認された。

(3号議案:平成20年度次期会長・副会長・監事選挙結果報告)

 平成20年度次期会長・副会長・監事選挙結果が報告された。
 続いて審議に入り、議長が本件に関する意見と質問がないことを確認して、出席者に承認を諮り、承認された。従って、次期会長として濱田政則氏、副会長として武村雅之氏ならびに吉田望氏、監事として高田至郎氏が就任することになった。会場にて総会出席の新任役員を紹介した。

 ここで、次の4号議案は次期会長による平成20年度役員の選任ということで、議長が鈴木新会長に交代した。

(4号議案:平成20年度役員選任)

 役員理事の選任は規約第15条により、正会員の中から会長が選び、総会で選任すると定められていることを議長が説明し、7名の理事が退任し、新たに8名の理事を選任した旨を出席者に諮り承認された。新たに理事に就任するのは、犬飼 伴幸、大堀 道広、金子 美香、佐藤 清隆、中村 英孝、福和 伸夫、翠川 三郎、芳村 学の各氏である。会場にて総会出席の新任役員を紹介した。

(5号議案:平成20年度役員候補推薦委員会の選任)

 役員候補推薦委員会委員長の勝俣理事より、平成19年度役員候補推薦委員会委員9名の退任を受けて、新たに会員の中から議案書に示した方々を選任した旨報告があり、出席者に承認を諮り、承認された。

(6号議案:平成20年度選挙管理委員会委員の選任)

 平成20年度選挙管理委員会委員選任の件について、鈴木会長より、池浦 友則 氏及び日比野 浩 氏の2名を指名した旨説明があり、出席者に承認を諮り、承認された。また、理事の中から選挙管理委員として勝俣英雄理事及び金子美香理事の2名を指名した旨、鈴木会長より報告があった。

(7号議案:平成20年度事業計画)

 平成20年度事業計画について、総務担当の勝俣理事より議案書に沿って説明がされた。今年度の主要な事業として、11 月に仙台で年次大会の開催、昨年度と同様の活発な事業活動、研究委員会活動の活発化を目指し担当理事を2名にする、会員サービスの見直しを含めた中期的な学会のあり方についての継続検討、また、学会の公益法人化に向けた検討、設立10周年に向けた記念事業の準備、地震工学シンポジウムの準備、などについて説明を行った。さらに各委員会(法人化検討、会員、電子広報、会誌編集、論文集編集、事業企画、年次大会実行、研究統括、国際、10周年記念事業実行、日本地震工学シンポジウム実行、の各部会、委員会)の事業計画の概要を説明した。続いて、審議に入り、議長が本件について意見と質問を求めたところ、以下の質疑応答があった。

<質問・意見>
 中国四川地震の災害調査に関して地震工学会がリーダーシップをとるという計画はないか?地震工学会が中心となるべきではないか?
<北川会長・鈴木新会長>
 部門横断的な学会であるので本学会が中心になって調整することが好ましいが、他学会には長年の歴史がありなかなか難しいのが現状である。今後努力したい
<質問>
 14WCEEの次期会議の開催国へ日本は立候補するのか
<勝俣理事、鈴木新会長>
 大陸ごとに順番に開催という原則を考えると、一般論としては2012年の立候補は難しいのではないか。いずれにせよ、6月の理事会の中で議論したい。

その後、7号議案について出席者に承認を諮り、承認された。

(8号議案:平成20年度収支予算案)

 平成20年度収支予算案について、会計担当の鈴木理事より議案書に沿って、特に前年度との違いを中心に報告した。続いて審議に入り、議長が本件について意見と質問を求めたところ、質問のないことを確認して、出席者に承認を諮り、承認された。

(9号議案:名誉会員の推挙)

 9号議案に関しては北川会長に議長を交代し、9名の名誉会員推挙(青山 博之 、石原 研而、和泉 正哲、太田 裕、岡田 恒男、志賀 敏男、柴田 明徳、柴田 拓二、伯野 元彦の各氏)が行われ、承認を出席者に諮り、承認された。

最後に議案全体に関して質問、意見を求めたところ会場より以下の発言があった。

<意見>
 WCEEに対しては4年前にも約100万円の寄付をした。会計報告を求めたにもかかわらず返答がなかったので、今回は報告を求めてほしい。
<北川会長>
 上記件に関しIEAA日本代表小谷先生に協力を御願いしたい。また会議の事務局を務めている家村副会長へもその旨伝える。

(名誉会員への推挙状授与)

 会員担当野畑理事の司会のもと北川会長より出席した総会に出席した7名(石原 研而、和泉 正哲、岡田 恒男、志賀 敏男、柴田 明徳、柴田 拓二、伯野 元彦の各氏)の名誉会員に推挙状授与が行われ、名誉会員各氏より簡単な挨拶が行われた。

5. 新会長挨拶

 最後に、鈴木新会長より挨拶があった。その概要は以下の通りである。

 思いがけず会長に就任することとなったが、北川会長から今後の方向性が既に示されているのでそれを継承したい。日本地震工学会を構成する分野の中では機械工学の勢力は弱く、また機械は一番の下流あるいは支流になっている。初めての機械系からの会長として、地震工学全体を見るのは厳しいが、地震工学会は様々な分野からの集合であり、これまでの経験を活かして新しい横断的取り組みを進めていきたい。講演会でも報告があったように昨年の新潟県中越沖地震での柏崎刈羽原子力発電所の経験は本学会が担うべき多くの問題提起をしている。原子力発電所に代表されるシステムの耐震問題が大きな課題であり、原子力学会や機械学会など多くの学会と共同で検討を進めていくことも必要である。
 北川会長、濱田次期会長とは昔からの友人であり大変心強く思っている。理事を始めとして皆様のご支援をお願いする。最後に今年度退任される副会長、理事を紹介し、そのご尽力への感謝としたい。(各役員の紹介を行い、挨拶を終えた)

6. 閉会

 石川理事より、本日の予定議事が終了したことを宣し、閉会を宣言した。

行事報告

(講演会)

13時15分〜15時40分
 通常総会に先立ち、「我が国の電力安定供給と地震防災」と題する講演会と論文奨励賞の授与式および受賞者の講演が行われた。司会は事業担当の若松理事と学術担当の久田理事が担当した。

1. 講演会「我が国の電力安定供給と地震防災」

(1) 新潟県中越沖地震に対する原子力安全・保安院の対応について
         :川原修司氏(原子力安全・保安院)
(2) 新潟県中越沖地震における柏崎刈羽原子力原子力発電所の調査・点検状況と防災性の向上について
         :横村忠幸氏(東京電力)
(3) 研究と実務を経験して思う柏崎刈羽原子力発電所施設の耐震問題と地震災害
 −不整形地盤と埋め込み構造物に纏わる話題を中心として−
         :源栄正人氏(東北大学)

2. 論文奨励賞の授与式と受賞者講演

 久田理事より「日本地震工学会・論文奨励賞」についての紹介があり、北川会長より三浦弘之氏と包 那仁満都拉氏への表彰を行った。その後両氏より対象となった論文内容に関して講演が行われた。

(1) 高分解能衛星画像と数値標高モデルを用いた2004年新潟県中越地震での斜面崩壊地の検出
          :三浦 弘之 氏(東京工業大学)
(2) 強震ネットワークデータから構築した広周波数帯域統計的グリーン関数とその南海地震への応用
          :包 那仁満都拉 氏(飛島建設株式会社))

(懇親会)

17時30分より
通常総会終了後、建築会館ホールにて懇親会が催され、会員相互の懇親が図られた。

以 上

記録:吉田 郁政

議事録確認
  平成20年  月  日
  会長           印

  平成20年  月  日
  副会長         印

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