ホーム日本地震工学会

日本地震工学会第25回理事会議事録(案)

A. 日時:2003年5月 14日(水)17:00〜 20: 30

B. 場所:建築会館301号室

C. 出席者
 出席者 土岐会長、石原次期会長、片山、工藤各副会長
     稲田、井野、大町、北田、北村、小長井、塩原、武村、中原、西谷、安田各理事
     北川、岩崎監事
     事務局五老海氏
 委任状出席 小谷、濱田副会長、松本、川島、亀田、鈴木、中島各理事
 欠席  なし
 
D. 提出資料
資料25-1 第24回議事録
資料25-2 会務報告(北田理事)
資料25-3 2003年4月分会計報告(五老海氏)
資料25-4 会計監査報告(北川監事)
資料25-5-1 強震動データの共有化及び活用方法に関する研究委員会報告(工藤副会長)
資料25-5-2 性能規定型耐震設計法に関する研究委員会報告(安田理事)
資料25-6 会員入会・退会申し込み状況(稲田理事)
資料25-7 日本地震工学会役員担当予定(石原次期会長)
資料25-8 第3回通常総会議案資料(中原理事)
資料25-9 事業企画委員会名簿案(井野理事)
資料25-10 論文編集委員会名簿案(中原理事)
資料25-11 日本地震工学会役員・委員等交通費支払い内規案(五老海氏)
資料 25-12 List of IAEE Successive Executive Committee Members (土岐会長)

E. 議事
1. 開会
 土岐会長が出席者が議決に必要な数を超えていることを確認の上、開会を宣言した。

2. 前回議事録の確認(資料25-1)
 既に電子メールで配布された前回議事録が異議なく了承された。前回議事録にあった応用力学講演会委員の選任に関して、川島理事に依頼したことが土岐会長から、補足された。 

3. 報告事項
(1) 会務報告(資料25-2)
 北田理事から資料で2003年4月の会務状況の説明があった。自動引き落としで会費450件が入金した。総会委任状はおよそ600名集まっており、出席者はおよそ40名程度となる予定。

(2) 月次会計報告、平成14年度収支決算報告(資料25-3)
 五老海氏より2003年度4月分の会計報告があった。予算額から本月額を引いた比較の欄の金額の不整合がある指摘があり、調査して資料の修正を行うこととした。さらに、2002年度(2002年4月から2003年3月)の収支決算の報告もあわせて説明を受けた。(資料25-8-1)
 貸借対照表と財産目録が報告された。正味財産および前受け金・預かり金の合計が2003年3月31日現在で14,566,298円であった。

(3) 会計監査報告(資料25-4)
 北川監事より、5月7日に監査を実施し、会計帳簿等において会計状況が適正に表示され、会計処理が正確に実施されていると報告があった。

(4) 研究委員会報告(資料25-5)
 工藤副会長より、「強震動データの共有化及び活用法に関する研究委員会」の活動状況の報告があった。第1回委員会は4月23日に開催され、委員長に工藤副会長が、幹事に安中、境、香川の3氏が選出された。活動方針について整理を行い、a) 強震動データベースの共有化、データベースのあり方の提案、b)強震動活用法の提案、c) シンポジウム・ワークショップの開催を活動の大枠とする。委員は、現在25名で、略称は強震委員会としたい。片山副会長からは、震災予防協会が海外から強震記録を集めて頒布して得た収入があり、うまくここで活用できる可能性があるという情報が披露された。
 安田理事より、「性能規定型耐震設計法に関する研究委員会」の活動状況の報告があった。第1回委員会は、4月30日に開催され、委員長に川島副会長が、副委員長に久保元理事が選出された。活動方針の骨子は、次の通り。a) 初年度は、各分野の横断的な State-of-the-Art をまとめる活動をし今年度の報告書にまとめる。b)11月の地震工学会の大会では、独立したセッションを開催する。c) 2004年5月には、性能規定型耐震設計に関する研究発表会を行う。他の理事から、一般の会員が研究委員会でも直接報告を聞けるように、オブザーバーとして参加ができるようにすることが提案され、安田理事に検討を依頼した。
 塩原理事より、2つの研究委員会で、活動状況や成果を地震工学会サーバで情報提供するコンテンツを作成する担当の委員を選任するよう依頼があった。

3. 議題
(1) 入会者・退会者の承認、名簿許諾(資料25-6)
 稲田理事から、正会員の入会7名、退会7名の申請と、学生から正会員に移行の申請2名があったこと、学生会員入会1名と法人入会1社の申請があったことが報告され、入退会がすべて承認された。承認後の会員数は、正会員1282名、学生会員45名、法人会員65社となった。

(2) 次年度役員の分掌について(資料25-7)
 到着が遅れた石原次期会長にかわって、北田理事より次期理事会の名簿と担当予定分掌案が披露された。

(3) 会員総会の準備について(資料25-8)
 中原理事から総会の運営手順の案が説明された。また、通常総会議案を審議し内容を確認した。案に対して次の変更することを確認した。新任役員の挨拶は新会長を除いて行わず紹介のみとする。第7号議案と第8号議案の間で、議長を土岐会長から石原新会長に交代し、新会長が議事進行を受け継ぐ。第10号議案のあと新会長が挨拶を行う。全般にわたり資料の文字の誤植の訂正を行う。研究委員会の正式名称が決まったので正確に議案書に表記する。レイアウトを統一し整理する。2号議案は、収入と支出の差額をどのようにしたか説明するために、資料に差額が次年度繰り越しであることを明記する。事業費が2002年度の支出額に対して2003年度予算では大幅に増額した理由の説明をあらかじめ説明が必要である。2002年度支出額が小さい理由としては、a) 論文集関係では、アルバイト謝金を使わなかったこと、b) 学術調査委員会の立ち上げが遅れたこと、c)地震被害調査が行われなかったことがあることを確認した。また、法人化積立金の支出のため、前年度も繰越金が多くなっていることを説明することとした。
 10号議案では、収支予算案で前年度の予算額を記入して前年度との金額が対比できるようにすることとした。

(4) 平成15年度事業企画委員会委員について(資料25-9)
 井野理事より、事業企画委員会では委員長・副委員長が交代することが報告され、あわせて平成15年度の新しい委員の名簿案が提案され承認された。会員総会の議案書において、平成15年度も神戸・横浜両方の2ケ所で地震工学会主催の講演会を開催することを活動方針に明記するよう要請された。同委員会前委員長の安田理事から、事業企画委員会に協力頂いた委員に、会長名で感謝状を贈りたいと提案があり、具体的な方法を継続して検討することとなった。

(5) 平成15年度論文集編集委員会委員について(資料25-10)
 小長井理事より、論文集編集委員長を引き継いだことが報告された。さらに、平成15年度の編集委員会名簿案が提案され承認された。新年度の活動は、昨年度の同様に論文集を年4回発行する予定であり、そのうち1回は特集号とする予定。
 土岐会長から、各種委員を増やしてより多くの会員の当事者意識を高めることは、会員増強にとって重要であるとの発言があった。

(6) 交通費内規案について(資料25-11)
 総務部会が作成した標記の原案が提出され、五老海氏より説明を受けた。内規の名称、旅費と交通費の違いなど、多くの意見がでたので、これを受けて再検討し案を修正するよう総務担当理事に依頼した。修正案について次回再審議することとした。

5. 懇談事項
(1) 次期役員について(資料25-7)
 石原次期会長が到着されたので、ここで改めて次期役員の人選、分掌について、石原次期会長から直接説明を受けた。会員総会の後で新役員の顔合わせを行うことが表明された。

(2) IAEE 名誉会員の推薦について(資料25-12)
 土岐会長よりIAEE に2名の名誉会員を推挙されることが披露された。IAEEの運営に寄与の大きい片山副会長がIAEE全体会議から推挙される予定であること、もう1名は日本から青山元会長を推挙したいとの表明があった。これに関連して、総会第9号議案において、国際委員会の事業計画に、国際地震工学会IAEEの活動に協力することを追加することとした。

(3) 会員増強について
 稲田理事から、昨年度に会員に向けて作成したCDを今年度は会員勧誘のために配付するなどの会員増強策を続けていくと説明があった。

(4) その他
 片山副会長から、日本地震工学会のウェブページにどの程度ヒットがあるのか、どのページにニーズがあるのか調査する必要があるとの指摘があり、サーバWGでページのアクセスについて調査資料を作成することとした。
 
 土岐会長から最後の理事会にあたって挨拶があった。各理事の会の運営に対する貢献に対して、特に中原理事には地震工学会の設立より格別の貢献をいただいたことに対して、丁重なお礼の言葉が述べられた。また会長として支援・協力を得て無事1年間の活動ができたことに対して感謝の言葉が述べられた。


記録担当:塩原 等

議事録確認

         平成15年  月  日
           会長     土岐 憲三 印

         平成15年  月  日
           総務担当理事 大町 達夫 印

このページの上部へ