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日本地震工学会第58回理事会議事録(案)

A.日 時 2007年3月14日(水) 17:30〜21:30
B.場 所 建築会館304会議室
C.出席者 出 席 者;  大町会長、北川次期会長、安田、家村、小長井各副会長、坂本、石川、
五十嵐、小林、野畑、中村、久田、田蔵、若松、末冨各理事
委任状出席;  橋本、目黒、森下、各理事
オブザーバ出席;  鴫原事務局長
D.提出資料 資料58-01日本地震工学会理事会第57回議事録(案)(石川理事)
資料58-023月理事会−会務報告−(坂本理事)
資料58-033月入会者・退会者報告、会費未納者リスト(野畑理事)
資料58-04委員の委嘱(坂本理事)
資料58-05協賛・後援依頼、名義使用依頼(坂本理事)
資料58-06日本地震工学会倫理綱領(坂本理事)
資料58-07-1日本地震工学会刊行規程(田蔵理事)
資料58-07-2刊行物の事務取扱要領(田蔵理事)
資料58-07-3刊行企画書(田蔵理事)
資料58-08論文集審査規定、投稿区分の見直しおよび査読結果報告票の改訂について(中村理事)
資料58-09日本地震工学会論文集編集委員会論文奨励賞選考要領案(中村理事)
資料58-10他学会等主催行事に対する共催・協賛の考え方について(小林理事)
資料58-11-1平成18年度活動報告 総務(坂本理事)
資料58-11-2平成18年度活動報告 会計委員会(五十嵐理事)
資料58-11-5平成18年度活動報告 広報委員会(末冨理事)
資料58-11-6会誌委員会 活動総括と中期計画(森下理事)
資料58-11-7平成18年度活動報告 論文集編集委員会(中村理事)
資料58-11-9平成18年度活動報告 事業企画委員会(若松理事)
資料58-11-10研究統括委員会資料(小長井副会長)
資料58-11-11平成18年度活動報告 国際委員会(目黒理事)
資料58-11-12平成19年度収支予算(案)(坂本理事)
資料58-12来期理事の要望・推薦(坂本理事)
資料58-13通常総会議案(坂本理事)
資料58-14-1日本地震工学会中期計画策定のための意見シート(石川理事)
資料58-14-2JAEEの活動が順調に展開されるように(目黒理事)
その他IAEE京都事務所の開設、4thICEE資料、神戸のセールスポイント(家村副会長)

E1.議事録の確認

(1)前回議事録(石川理事、資料58-01)

石川理事より、第57回議事録(案)が報告され、承認された。討議は以下の通り。

  • 北川次期会長より「総会日程が地盤工学会の総会と重なっている件に関して日程変更の必要はないか?」との質問があったが、予定どおり5月24日(木)とすることを確認した。

E2.報告事項

(1)会務報告(坂本理事、資料58-02)

坂本理事より、前回理事会以降の会務の要点が報告された。

E3.議案

(1)入退会者および除名者について(野畑理事、資料58-03)

野畑理事より、入会希望者(正会員3名、復帰者1名)および退会申出者(正会員18名)について報告され、資料通りに承認された。この結果、正会員1,215名、学生会員49名、法人会員94社となった。また、会費未納につき3月末で除名となる会員が正会員47名、学生会員7名いる。連絡できる人がいれば会費納入をお願いすることとした。

(2)委員の委嘱(坂本理事、資料58-04)

坂本理事より、2007年大会実行委員会、土構造物におけるライフサイクルコスト戦略の研究委員会の委員の委嘱について報告され、資料どおりに承認された。

(3)共催・後援・協賛(坂本理事、資料58-05)

坂本理事より、メール審議を行った後援依頼1件について報告された。

(4)倫理綱領(坂本理事:資料58-06)

坂本理事より、倫理綱領をホームページにて公開したが意見は届かなかった旨報告された。審議の結果、倫理綱領が資料どおりに承認された。

(5)刊行規程(田蔵理事:資料58-07-1〜58-07-3)

田蔵理事より、刊行規程の修正案について報告され、第1条の「本会」を「日本地震工学会(以下,本会という)」に修正することで承認された。討議は以下の通り。

  • 若松理事より「第11条の2項に関して、刊行物の転載で実際に対価を求めるのか?」との質問があり、鴫原事務局長より「本規程は日本建築学会のものに準じているが、実際に対価を求める例はほとんどない」旨回答された。

(6)論文集審査規定,投稿区分の見直しおよび査読結果報告票の改訂(中村理事、資料58-08)

中村理事より、論文集の特集号に限って総説または寄稿の区分を設けたいので、審査規定等を改訂したい旨報告され、「総説また寄稿」を「総説・寄稿」、「地震工学会」を「日本地震工学会」に修正することで承認された。討議は以下の通り。

  • 北川次期会長より「関連して来年のWCEEに併せてstate-of-the-artsを刊行することを検討してほしい」との要望があり、論文集編集委員会とは別個に次期会長直属の形で推進していくこととなった。

(7)論文奨励賞選考要領案(中村理事:資料58-09)

中村理事より、論文奨励賞の選考要領案の制定について報告されたが、下記の意見を踏まえて継続審議とすることとなった。討議は以下の通り。

  • 大町会長より「候補者と対象者という語が混ざっており、わかりづらい」との意見が出された。安田副会長より「表彰委員会を別途つくるということは考えられないか?」との意見が出された。

(8)他学会等主催行事に対する共催・協賛の考え方について(小林理事:資料58-10)

小林理事より、これまでは費用負担を伴う共催・協賛は断ってきたが、日本学術会議の協力学術団体になったので、学術会議主催行事に限って、負担金を要する場合でも参画できるように考え方を整理した旨提案された。2.の「日本学術会議主催行事に限って」を「原則として日本学術会議主催行事で」に修正することで、理事会申し合わせとして承認された。

E4.懇談事項

(1)ICEEの開催について(家村副会長:資料その他)

家村副会長より、京都大学桂キャンパス内にIAEEの京都事務所を開設した旨報告された。また、WCEEの2nd Circularがもうすぐ届く予定であり、本会で何か企画するなら、そろそろ検討をはじめて欲しい旨要望された。

家村副会長より、次回ICEE(International Conference on Earthquake Engineering)の日本開催を、兵庫県南部地震15周年に合わせて、本会の主催行事として引き受けてもらいたい旨要望された。また、神戸市から補助を受けられる可能性もあることが補足された。議論の結果、本会の10周年記念事業や次回のJEESとはとりあえず切り離すこととして、家村副会長のリーダーシップの下にICEEの推進体制を検討してもらうこととなった。また、本会の10周年記念事業の検討チームの設立を検討することとなった。討議は以下の通り。

  • 北川次期会長より「2010年はJEESの開催年でもあり、それと一緒にする可能性は考えられないか?」との意見があり、五十嵐理事より「2つの会議を一緒に計画するのはマンパワーとしては厳しいのではないか」との意見が出された。関連して、石川理事より「本会としてどの程度の費用負担を伴うのか?」との質問が出された。家村副会長より「JEESの剰余金より補助していただけるとありがたい」旨回答されるとともに、大町会長より「JEES剰余金より補助できる可能性はあり得る」旨回答された。
  • 小長井副会長より「国際会議の主催は公益法人化に際してプラスになるのではないか?」との意見が出された。関連して小長井副会長より「法人化にあたって、文部科学省の関係者にヒヤリングする機会を設けたい」旨意見があり、次年度の法人化検討の一環として対応することとなった。
  • 小長井副会長より「本会の10周年記念事業の一環として取り込めないか」との意見が出された。北川次期会長、田蔵理事より「本会の10周年記念事業の準備会を設立して、JEESとともにICEEの企画を検討してはどうか」との意見が出された。家村副会長より「ICEEを引き受けるかどうかは早い時期に結論を出してもらいたい」旨要望された。
  • 10周年記念事業に関連して、小長井副会長より「用語集の出版は難しいと考えている」旨意見が出された。田蔵理事より「記念出版ということなら、例えば1940年に米国で出版された末廣先生の本の復刻版という話もあり得る」との意見が出された。

(2)総会後の企画について(若松理事)

若松理事より、5月の通常総会前の企画として、北川新会長の講演と論文奨励賞受賞者の講演の二本立てで考えている旨報告された。議論の結果、北川次期会長と事業企画担当で継続検討することとなった。討議は以下の通り。

  • 北川次期会長より「新会長は総会の場でも挨拶するので、講演まで行うのはいかがか」との意見が出された。安田副会長より「法人会員の宣伝の場としてこれまでやってきたが、継承しないのか?」との質問があり、田蔵理事より「宣伝で人が集まるかどうか危惧される」旨回答された。家村副会長より「外国人を含めて著名な人に講演してもらうことは考えられないか?」との意見が出された。中村理事より「奨励賞受賞者の講演を行うなら、討議ありとして、大先生より意見を頂戴する場とする考え方もあるのではないか?」との意見が出された。

(3)委員会報告(活動報告,活動計画,中期計画:各担当:資料58-11-1〜58-11-12)

各担当より、今年度の報告と次年度の活動予定・予算について報告された。併せて、坂本理事より、次年度予算の現時点でのあらましについて報告された。予算については4月4日の検討会にて決定することとなった。討議は以下の通り。

  • 坂本理事より「次年度の予算が単年度で480万円の赤字であるが、今年度予算も単年度では約400万円の赤字であった。法人化積立金については法改正にともなって不要かもしれない」旨補足された。
  • 石川理事より「論文集のCD-ROMは全会員に配布するのか?」、大町会長より「CD-ROM作成の基準は何か?」との質問があり、久田理事より「特集号に限ってCD-ROMを全会員に配布したい」旨回答された。
  • 若松理事より「WCEEの際に本会として展示ブースを出したいがどうか」との意見が出され、検討チームの設置が要望された。石川理事より「検討チームの受け皿は事業企画委員会しかないので案を考えてほしい」旨回答された。
  • 石川理事より「国際委員会の資料にある“自腹でサポート”の意味は?」との質問あがり、坂本理事より「サンフランシスコ会議やJEESでの招聘者の旅費が該当するのではないか?」旨回答された。

(4)来期理事(坂本理事:資料58-12)

坂本理事より、次期理事の分掌と候補について報告された。4月4日の検討会で決定するので、意見があればそれまでにメールにて出して欲しい旨要望された。関連して、田蔵理事より「現在は国際担当の分掌が不明確であるので、検討してもらいたい」旨要望された。

(5)総会資料の作成について(坂本理事:資料58-13)

坂本理事より、総会資料について、資料に記載の担当者が4月6日までに作成してメールで送ってもらいたい旨要望された。

(6)中期計画(石川理事:資料58-14-1〜58-14-2)

石川理事より、中期計画関連資料について各役員よりの意見を整理したので読んでおいてほしい旨要望された。次回の理事会で議論することとなった。

(7)その他

大町会長より「今年度の名誉会員の推挙をどうするか?」との意見が出され、坂本理事より「明確な申し合わせではないが、昨年の理事会で、今後おおよそ2年に1度の頻度で名誉会員の推挙を検討こととした経緯がある」との回答があった。よって、今年度は名誉会員の推挙は行わないこととなった。



次回予定: 平成19年4月12日(木)17:30より

 記録担当:石川
 議事録確認
     平成19年  月  日
        会長 大町 達夫
     
     平成19年  月  日
        総務担当理事

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