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日本地震工学会第60回理事会議事録

A.日 時 2007年5月17日(木) 17:30〜19:30
B.場 所 建築会館304会議室
C.出席者 出 席 者;  大町会長、北川次期会長、鈴木、安田、小長井各副会長、坂本、石川、
塩原、五十嵐、野畑、久田、田蔵、若松、末冨各理事
委任状出席;  小林、中村、風間、壁谷澤各理事
オブザーバ出席;  鴫原事務局長
D.提出資料 資料60-01日本地震工学会理事会第59回議事録(案)(石川理事)
資料60-025月理事会−会務報告−(石川理事)
資料60-03会計監査報告書(五十嵐理事)
資料60-04地震災害調査基金支出報告(石川理事)
資料60-055月入会者・退会者報告(野畑理事)
資料60-06協賛・後援依頼、名義使用依頼(坂本理事)
資料60-07委員会の統合と委員の委嘱(塩原理事、末冨理事)
資料60-08第7回通常総会議案(石川理事)
資料60-09-1第7回通常総会ならびに講演会の進め方について(坂本理事)
資料60-09-2日本地震工学会第7回通常総会運営シナリオ(坂本理事)
資料60-10次世代型地震工学実験施設のあり方に関する研究委員会18年度活動報告、19年度活動計画案(小長井副会長)
資料60-112007年度年次大会(壁谷澤理事)
資料60-12会員の受賞について(坂本理事)
その他第14回世界地震工学会議(14WCEE)の概要(家村副会長)

E1.議事録の確認

(1)前回議事録(石川理事、資料60-01)

 石川理事より、第59回議事録(案)が報告され、承認された。

E2.報告事項

(1)会務報告(坂本理事、資料60-02)

 石川理事より、前回理事会以降の会務の要点が報告された。討議は次のとおり。

  • 大町会長より「猿橋賞については残念だったが、これに懲りずに続けて挑戦してほしい」との要望が出された。
  • 安田副会長より「能登半島地震の速報会について、約290名の参加者があり盛況であった。次回以降も本会が名前を連ねられるようお願いしたい」旨報告された。

(2)会計監査報告(五十嵐理事、資料60-03)

 五十嵐理事より、武村、亀田両監事による監査報告が4月26日に実施され、承認していただいた旨報告された。

(3)地震災害調査基金支出報告(石川理事、資料60-04)

 石川理事より、「津波災害の軽減方策に関する研究委員会」によるソロモン諸島地震の津波現地調査費用の一部とするために、大町会長の了承の下に、地震災害調査基金を取り崩し支出する旨報告された。最終的な取り崩し額は精算が確定した後に改めて報告することとなった。討議は次のとおり。

  • 田蔵理事より「地震災害時にすぐに調査に出向いて報告するのは学会の使命である。土木学会や建築学会が行かない地震に対応するのは本会のプレゼンスを出す意味でもとよいことである。次年度の総会時の報告を待つのではなく、すみやかな調査報告を検討してほしい」との要望が出された。これに対して、小長井副会長より「速報をホームページに掲載すること、および論文集の報告に投稿してもらうことを津波の委員会に要請する」旨回答された。
  • 北川次期会長より「災害対応へのその後の取り組み状況はいかがか?」との質問があり、小長井副会長より「地震災害対応委員会の壁谷澤委員長と相談して進めていきたい」旨回答された。田蔵理事より「大きな地震の後には会長コメントをマスコミに出すことも重要と思う」との意見が出された。鈴木副会長より「地震後すぐに行動できるシステムを考えて欲しい」旨意見が出された。塩原理事より「建築学会では地震以外を専門とされる方も多いので調整に苦労する場合があるが、本会は地震の専門家の集まりなので、これまで対応してきたことがそのままルールになっていくのではないか」旨意見が出された。大町会長より「基金が年50万円で十分かどうか、増額していくことも考えてほしい」旨要望された。

E3.議案

(1)入退会者について(野畑理事、資料60-05)

 野畑理事より、入会希望者(正会員2名)、転格者(学生会員→正会員1名)、除名者復帰(正会員1名)、退会申出者(正会員4名、学生会員1名、法人2団体)について報告され、資料通りに承認された。この結果、正会員1,183名、学生会員39名、法人会員92社となった。討議は次のとおり。

  • 鈴木副会長より「退会申し出があった日本クレーン協会に関して復帰を働きかけたい」との意見が出された。
  • 大町会長より「海外在住の会員の会費振込をクレジットカードでできないか」との質問があり、石川理事より「鴫原事務局長に調べていただいた結果、本会は法人格を有していないのでクレジット加盟の審査に通らない可能性が高く難しい、とのことである」旨回答された。大町会長より「日本地震工学シンポジウムではどのようにしていたか?」との質問があり、鴫原事務局長より「代行会社を使った」旨回答された。坂本理事より「暫定措置として振込手数料込みで10,000円としてもよいのではないか?」との意見が出された。

(2)共催・後援・協賛(坂本理事、資料60-06)

 坂本理事より、メール審議で承認された協賛依頼2件と後援依頼1件について報告された。また、新規後援依頼1件について報告され、承認された。

(3)電子メディア委員会と広報委員会の統合と委員委嘱について(塩原理事)

 塩原理事より、電子メディア委員会の当初の目的であった仕組みづくりは達成されたので、この機に広報委員会と統合したいこと、新委員会の名称は電子広報委員会として、資料に記載の委員構成としたい旨報告され、担当を一部修正することで承認された。討議は以下の通り。

  • 大町会長より「電子メディア委員会は各担当より委員を出してもらっていたのではなかったか?」との質問があり、塩原理事より「コンテンツを整備するためにそのようにしていたが、今後は新委員会で対応していくこととする」旨回答された。北川次期会長より「オーバーワークにならないか?」質問があり、塩原理事より「大丈夫と思う」と回答された。田蔵理事より「委員会の名称に“電子”は必要なのか?」との質問があり、塩原理事より「会誌委員会との区別を明確にするためにつけておいた方がよいと考えている」旨回答された。安田副会長より「マスコミ等の外向けの広報もこの委員会の担当となるか?」との質問があり、末冨理事より「新委員会はあくまで従来の役割の統合であり、マスコミ対応等は総務にお願いしたい」旨回答された。小長井副会長より「総会資料は修正する必要はないか?」との質問があり、坂本理事より「統合を意図した文章としている」旨回答された。大町会長より「外向けの広報をやらないのであれば担当の“広報全般”は少し書きすぎではないか?」との意見が出され、「電子メディアによる広報全般」と修正することとした。

E4.懇談事項

(1)第7回通常総会議案と資料の確認(石川理事:資料60-08)

 石川理事より、総会資料について説明があり、関連部分について事前に目を通しておいてもらいたい旨要望された。

(2)第7回通常総会の進め方の確認(坂本理事:資料60-09-1〜60-09-2)

 坂本理事より総会の進め方について説明があり、奨励賞の紹介は坂本理事が行うように変更することとなった。討議は以下の通り。

  • 大町会長より「講演時間と資料は?」との質問があり、若松理事より「時間配分は至急決めて講演者に伝える。資料は特には準備しない」旨回答された。塩原理事より「奨励賞の紹介の際に写真やプロフィールをスライドで写してはどうか」との意見が出された。大町会長より「総会の写真撮影は行うのか?」との質問があり、鴫原事務局長より「準備している」旨回答された。鈴木副会長より「昨年の出席者数は?」との質問があり、坂本理事より「約70名であった」旨回答された。

(3)委員会報告

1)研究統括委員会(小長井副会長:資料60-10)
 小長井副会長より、「次世代型地震工学実験施設のあり方に関する研究委員会」の昨年度の報告と今年度の計画案について報告された。討議は以下の通り。

  • 大町会長より「報告書はどのように活用するのか?」との質問があり、同委員会メンバーの塩原理事より「報告書を用いた講習会の開催や大会でのPD等を考えていきたい」旨回答された。坂本理事より「報告書の印刷費はどのように処理されているのか?」との質問があり、鴫原事務局長より「未払い処理を行って昨年度分として支払う予定である」旨回答された。末冨理事より「他の委員会も含めてであるが、委員会成果の概要や報告書の入手方法をホームページに掲載するようにしてもらいたい」旨要望された。田蔵理事より「報告書の公表時期はいつ頃になるか?」との質問があり、塩原理事より「委員会の中間成果であるができるだけ早く公表するよう検討したい」旨回答された。

2)事業企画委員会(田蔵理事)
 田蔵理事より性能規定型耐震設計法の講習会を9月18日に大阪で開催することとなった旨報告された。関西電力より会場を提供していただいたので、収支見込も問題ないと考えている旨説明された。開催案内をホームページに掲載する。

(4)2007年度大会(坂本理事:資料60-11)

 壁谷澤理事に代わって坂本理事より年次大会の準備状況について報告された。申し込みと論文投稿の締切日を同じ9月20日とすること、出展の可能性のある地震計メーカーを紹介してほしい旨説明された。討議は以下の通り。

  • 石川理事より「出展に際して、法人会員か否かで出展料に差をつけないのか?」鈴木副会長より「地震計以外の出展は受け付けないのか?」との質問があり、坂本理事より壁谷澤理事に問い合わせることとなった。
  • 末冨理事より「非会員でも発表できるのか?」との質問が出され、坂本理事より「発表可能だが、参加費が異なる。」旨回答された。塩原理事より「参加費については投稿料を別に設けることもあり得るのではないか?」との意見が出された。

(5)会員の受賞について(坂本理事:資料60-12)

 坂本理事より、藤野陽三会員が紫綬褒章を受章されたので、会長名での祝詞を出したい旨報告された。討議は以下の通り。

  • 大町会長より「本会の活動への協力をお願いしたい旨の文章を加えてほしい」との要望があり、総務担当で文章を見直して、発送することとした。塩原理事より「ホームページに会員受賞情報の欄があるので、該当する情報を知らせてほしい」旨要望された。

(6)退任役員よりの挨拶

 今回で退任される役員より挨拶があった。



次回予定: 平成19年6月7日(木)16:30より

 記録担当:石川
 議事録確認
     平成19年  月  日
        会長 大町 達夫
     
     平成19年  月  日
        総務担当理事

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