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日本地震工学会第69回理事会議事録

A.日 時

  • 2008年6月3日(火) 17:00〜21:10

B.場 所

  • 建築会館302・303会議室

C.出席者

  • 鈴木会長、濱田次期会長、武村、吉田各副会長、勝俣、犬飼、鈴木、佐藤、柏崎、金子、吉田、笠井、志波、大堀、中村、源栄、芳村、福和、三輪、翠川各理事
  • 委任状出席:
  • オブザーバ出席:鴫原事務局長

D.提出資料

  • 資料69-01:  役員の分掌、理事会の進め方、理事会年間予定(勝俣理事)
  • 資料69-02:  前回理事会議事録(案)(勝俣理事)
  • 資料69-03:  第7回通常総会議事録(案)(吉田理事)
  • 資料69-04-1〜2:  会務報告(勝俣理事)
  • 資料69-05:  セミナー開催報告(中村理事)
  • 資料69-06:  14WCEE寄付・出展呼びかけ(笠井理事、勝俣理事)
  • 資料69-07:  入退会者(柏崎理事)
  • 資料69-08:  共催・後援・協賛(勝俣理事)
  • 資料69-09:  委員会委員の委嘱(勝俣理事)
  • 資料69-10-1〜4:  平成20年度事業計画・予算・委員会名簿と見直し(勝俣理事)
  • 資料69-11-1〜4:   2008年大会・開催計画・募集案内(源栄理事)
  • 資料69-12:  2010〜2011年に予定される事業(勝俣理事)
  • 資料69-13-1〜3:  日本地震工学会の国際化について(笠井理事)
  • 資料69-13-4:  JNTOによる国際会議開催支援のご案内(JNTO)
  • 資料69-14-1〜4:  四川地震への対応(三輪理事)
  • 資料69-14-5:  四川大地震復旧技術支援チーム訪中報告(濱田次期会長)
  • 資料69-15:  英文パンフレット(柏崎理事)
  • 資料69-16:  若手会員(学生会員の卒業時)優遇措置(柏崎理事)
  • 資料69-17-1〜2:  日本地震工学会の法人化について(鈴木理事、勝俣理事)

E1.新会長の挨拶(鈴木会長)

 鈴木新会長より挨拶があった。要点は以下のとおり。

(要点)日本地震工学会発足時から活動し、役員もいろいろと経験してきた。最近の地震被害をみても課題は山積されている。本学会はさまざまな分野からの集合であり、これらの課題を解決するには最も適していると考えられる。横断的運営を積極的に進めていきたい。

E2.新任役員の紹介(勝俣理事、資料69-01 別紙-2.-3)

 各役員より自己紹介とともに抱負が述べられた。記載事項の確認を後日メールで行うこととなった。別紙-3の下部に示された board@general.jaee.gr.jp へメールすると事務局を含む全役員に送付される説明がなされた。

E3.役員の分掌、理事会の進め方、理事会年間予定

(1)理事会年間予定(勝俣理事、資料69-01、別紙-5)

 鈴木会長より本年度は法人化および10周年記念事業の議論を行う必要があり開催回数を9回とした理事会日程(案)の説明があり承認された。開催予定日を以下に示す。

   平成20年6月 3日(火)17:00より
        7月31日(木)17:00より
        10月 2日(木)17:00より
        11月20日(木)17:00より
        12月18日(木)16:30より(終了後懇親会)
   平成21年2月 5日(木)17:00より
        3月12日(木)17:00より
        4月16日(木)17:00より
        5月14日(木)17:00より

 次回の総会(第9回)は平成21年5月21日(木)の予定である。

(2)理事会の進め方(勝俣理事、資料69-01、別紙-1)

 勝俣理事より学会の規約・規則等の紹介とともに理事会の進め方について報告され、承認された。

(3)役員の分掌(勝俣理事、資料69-01、別紙-4)

 勝俣理事より、4人の副会長が担当する分野を定めており、当該担当の理事を指導しつつ業務遂行する体制について報告があり、承認された。副会長の分掌は下記のとおり

   鈴木副会長:会員・調査研究
   西谷副会長:学術・国際・情報
   武村副会長:事業・10周年記念事業
   吉田副会長:総務・会計

E4.議事録の承認

(1)前回議事録(勝俣理事、資料69-02)

 勝俣理事より、第68回議事録(案)の要点が報告され、承認された。

(2)総会議事録(吉田理事、資料69-03)

 吉田理事より、第8回総会議事録(案)の要点が報告され、新会長挨拶を一部修正の上、承認された。

 この総会では名誉会員の推挙式があり、名誉会員の先生が多数出席され、それぞれ喜んでいただいていた。懇親会では名誉会員の先生と十分に交流することができ有意義であった。

 総会に先立って開催された講演会のスケジュールを守る努力が必要との意見がだされた。

E5.報告事項

(1)会務報告(勝俣理事、資料69-04-1〜2)

 勝俣理事より、前回理事会以降の会務の要点が報告された。新会長就任に関する新聞記事が紹介された。

(2)セミナー開催報告(中村理事、資料69-05)

 中村理事より、平成20年5月10日(土)13:30〜16:00、八戸商工会館にて開催した「1968年十勝沖地震40周年防災フォーラム」の概要が報告された。

 鈴木会長より地方での開催に関わらず多数の参加が得られ有意義であったと評価をいただいた。また、源栄理事からは八戸地区は地震防災意識が高いという要因もあったとの補足をいただいた。

(3)14WCEE寄付・出展呼びかけ(笠井理事、勝俣理事、資料69-06)

 笠井理事、勝俣理事より、14WCEE寄付・出展呼びかけについて以下の報告がされた。

  • 本会会員に対し1口5千円とし1口以上の寄付をお願いしている。
  • 寄付金の集まりが悪いこと、および中国のWCEE組織委員会と交渉し了解を得たことを理由として、平成20年6月20日寄付締め切りを7月15日まで延ばし、継続する。
  • JAEEからも別途30万円支出する予定である。
  • 日本企業のブース出展の要請を行った。

 寄付金の会計報告を求めるべきとの意見があった。

E6.議案

(1)入退会者(柏崎理事、資料69-07)

 柏崎理事より、入会申込者3名(正会員2名、学生会員1名)退会希望者なし名誉会員への転格者7名入会者2名について報告され、承認された。その結果、名誉会員16名、正会員1186名、学生会員70名、法人会員94社となった。

 会員数の増加に関し、アクション(企業へのアナウンス、若年層の勧誘など)が必要との問題提起があった。

(2)共催・後援・協賛(勝俣理事、資料69-08)

 勝俣理事より、四川大地震復旧技術支援連絡会議参加依頼(事務局:土木学会)を含む2件について報告され、承認された。

(3)委員会委員の委嘱(勝俣理事、資料69-09)

 勝俣理事より資料に基づき報告され、承認された。下記の質疑があった。

  • 大会実行委員会に非会員の方も委員として参加させたいが、構わないか?⇒学会の一般規則第9条では「特に必要があれば、会員外の専門家も委員に加えることができる」としているので構わないことが確認された。

E7.懇談事項

(1)平成20年度事業計画・予算・委員会名簿と見直し(勝俣理事、資料69-10-1〜4)

1)本年度事業計画・予算
 勝俣理事より総会資料「第7号議案平成20年度事業計画」に基づき本年度事業計画・予算の要点 について説明がなされた。

2)アクションプランの見直し
勝俣理事より次回の理事会で確認できるように、各担当でアクションプランの見直しを要望された。

3)委員会委員名簿
勝俣理事より本年度の委員会委員(案)について説明がなされ、委員名簿に変更があれば、次回の理事会で委嘱等の手続きを行うので、勝俣理事に連絡するようにとの要請があった。

(2)2008年大会・開催計画・募集案内(源栄理事、資料69-11-1〜4)

 源栄理事より2008年大会開催に関し以下の説明がなされ募集案内が紹介された。
 なお、出席者と委任状について議論があった。

  開催時期;2008年11月3日(月)〜5日(水)
  会場  :仙台市青葉区 仙台市情報・産業プラザ(AER5階、6階)
  共催等 :宮城県沖地震30周年記念事業との抱き合わせ、震災対策技術展との共同開催
  その他 :委員として、会員外であるが宮城県、仙台市の方にも協力をお願いする。
       津波の研究委員会報告も実施する(松富委員長と相談済)。
       非会員のみの発表については投稿料を5000円徴収し、会員との差別化を図る。

 源栄理事より参加者を増やす戦略がまだ十分でないとの説明があった。
 鈴木会長より十勝沖40周年の節目の都市であり、何らかの対応をお願いしたい要望が出された。

(3)2010〜2011年に予定される事業(勝俣理事、資料69-12)

 勝俣理事より2010〜2011年に予定される主催事業には19年度理事会方針として冠(たとえば、JAEE設立10周年記念)を付けることになっており以下のものがある説明がなされた。

  • 日本地震工学シンポジウム(2010年秋)
  • 5ICEE(5th International Conference on Earthquake Engineering)
  • JAEE設立10周年記念式典
  • JAEE設立10周年記念国際会議

 次の懇談事項(4)で併せて議論することとした。
本年度新設の10周年記念事業の事業理事は福和理事にお願いし、この事業を分掌する武村副会長とともに基本的な企画案を考えるように依頼した。

(4)日本地震工学会の国際化について(笠井理事、資料69-13-1〜4)

 笠井理事より主催事業を中心に説明がなされた。

  • 5ICEEについて:母体であるANCERは研究機関の連合体である。JAEEとは直接的な関わりが少ないので、この会議はJAEEとは切り離すこととし、JAEEは主催しない。東工大がGCOEとれれば、5ICEEを開催する。開催時期は次のアジア会議と分け、別の行事とする。
  • アジア会議について:アジア会議の組織構築を国際委員会の中期目標とする。2010年の日本地震工学シンポジウムと同時期に開催したい。
  • 15WCEEまたは16WCEEについて:15WCEE(2012年)開催国に名乗りをあげ、ためでも16WCEE(2016年)に開催を目指す。国際観光振興機構(JNTO)へのサポート依頼も考えられる。
  • JNTOの担当者が理事会に出席し、支援内容の概要説明があった。会議招致のための大臣レターの発行(場合によっては首相のレター)を行うことも可能とのこと。以下の質疑があった。
      JAEEは現在、任意団体であるが、それでも支援は可能か?⇒可能である。   開催も手伝ってもらえるのか?⇒誘致は開催地のコンベンションセンターと共同で手伝う。開催は一般に手伝わない。主催団体はイベント会社を起用している。

 武村副会長より「15WCEE開催に名乗りを上げるならば、駄目でもよいという考えではなく 必ず「やる」つもりで立候補しなければならない」との指摘があった。

 鈴木会長より「国際委員会は国際的に活躍している先生方で構成されており、ご意見は尊重したい。 しかし、国際会議の開催、特にWCEEの開催は非常に大きな問題であり、今日の議論だけでは理事会の意見として決めることを躊躇せざるを得ない。論点を整理して次回、また懇談したい」旨の発言があった。

 笠井理事より、14WCEEで表彰するLegend of Earthquake Engineeringに日本から次の4名の候補を推薦することになった報告があった。故武藤清先生(小谷先生推薦)、故小林啓美先生(翠川・笠井先生推薦)、故小堀鐸二先生(家村先生推薦)、故岡本舜三先生(片山先生推薦)

(5)四川地震への対応(三輪理事、濱田次期会長、資料69-14-1〜5)

 三輪理事よりこれまでの対応について次の説明がなされた。

  • お見舞いメールの発信
  • 5学会合同の四川大地震復旧技術支援協議会(土木学会:事務局、日本建築学会、地盤工学会、日本地震工学会、地震学会)に参画、訪中団に参加
     四川大地震復旧技術支援チーム訪中(2008年5月28日〜6月1日、本学会参加者、濱田次期会長、吉田副会長、中埜地震災害対策委員会新委員長)報告が濱田次期会長よりあった。四川大地震復旧技術支援協議会と西南交通大学の間で今後の支援方針として次の5項目に関して覚書が調印された。
  • 「地震により損傷をうけた建物の診断と補修方法に関するセミナー」の開催
  • 「地震動の推定・評価法に関するセミナー」(課題)の開催
  • 「盛土・トンネル・斜面の復旧技術に関するワークショップ」の開催
  • 四川省における「地震工学研究センター」(仮称)設置への支援
  • 西南交通大学における「地震工学特別講座」の開設

(6)英文パンフレット(柏崎理事、資料69-15)

 柏崎理事より英文パンフレットについて2案の説明があり、6月16日までにメールで意見を柏崎理事に送ることとなった。この意見を参考に柏崎理事と金子理事(金子理事も担当すること、との鈴木会長の指名)で最終案を固めることとした。

(7)若手会員(学生会員の卒業時)優遇措置(柏崎理事、資料69-16)

 柏崎理事より説明がなされた。会員増強の方策を含め継続検討することとした。

(8)日本地震工学会の法人化について(鈴木理事、勝俣理事、資料69-17-1〜2)

 鈴木理事、勝俣理事より法人化に関する現状認識について資料説明がなされた。武村副会長より震災予防協会への対応の再確認、法人化のメリット・デメリットに関する調査の必要性が指摘された。

(9)会誌広告募集(勝俣理事)

 勝俣理事より会誌広告の集まりがよろしくないため、募集への協力依頼がなされた。



次回予定: 平成20年7月31日(木)17:00より

 記録担当:犬飼
 議事録確認
     平成20年  月  日
        会長 鈴木 浩平
     
     平成20年  月  日
        総務担当理事

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