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JAEE NEWS No.172 2008/9/16 日本地震工学会ニュース No.172

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# JAEE NEWS No.172 2008/9/16 日本地震工学会ニュース No.172 #
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 今年も、日本地震学会と日本火山学会が主催する地震火山こどもサマー
スクールに参加しました。今年の舞台は京都です。京都盆地の形成に深く
かかわる活断層は地震を起こす反面、千年の文化を育む地を与え、伏見の
清酒に代表される豊かな水の恵みを人々にもたらしてきました。数千年間
の恵みとほんの1分ほどで生まれる厄災、地震が両方の顔をもつことを
子供たちに知って欲しい。そんな気持ちから10年前に丹那断層で始まった
のがこのスクールです。毎回参加する子は20名程度と決して多くありま
せんが、何度も参加する子、こどもを卒業してスタッフとして参加する
若者、このスクールを手本に各地で始まった地域のスクール。地震が山を
つくるようにゆっくりと、でも着実に地震列島に根を下ろしつつある活動
です。毎回、最後の記念撮影に写るこどもたちの笑顔を見るにつけ、私は
地震学者がなすべき防災への関わりを実感しています。来年は山口県の萩
でこども達と一緒に火山を勉強します。どんな笑顔が生まれるか、今から
楽しみです。(武村)

※ 日本地震工学会のホームページ:http://www.jaee.gr.jp/index.html

%%%%%%%%%%%%%  《日本地震工学会関連のニュース》  %%%%%%%%%%%%%

○第6回日本地震工学会・大会-2008のお知らせ
◇主催:日本地震工学会
◇日時:2008年11月3日-5日
◇場所:仙台市情報・産業プラザ(AER5階,6階)
    およびエル・ソーラ仙台(AER28階)
    (仙台市青葉区中央1-3-1)
◇詳細:http://www.jaee.gr.jp/contribution/con01.html

○「E-ディフェンス橋梁耐震実験見学会」ご案内
◇日程:2008年10月2日(木) 
◇会場:独立行政法人防災科学技術研究所
    兵庫耐震工学研究センター
    〒673-0515 兵庫県三木市志染町三津田西亀屋1501-21
    http://www.bosai.go.jp/hyogo/index.html
◇集合・解散:JR新神戸駅1F(上記学会ホームページをご覧下さい)
    E-ディフェンスまでは送迎バス利用 
    ◇見学プログラム(予定):
 12:30 JR新神戸駅1F集合
 12:45 JR新神戸駅前駐車場発(学会貸切バス使用)
 13:30 E-ディフェンス着
 14:00 震動破壊実験見学
 16:00 E-ディフェンス出発(学会貸切バス使用)
 16:45 JR新神戸駅前駐車場着
◇定員:40名(申し込み多数の場合は会員優先、先着順とさせて頂きます)
◇申込締切:2008年9月26日(金) 定員に達し次第,締め切り。
  ◇参加費(新神戸- E-ディフェンス往復バス代として): \3,000
◇申込方法:電子メールまたは学会HP掲載の申込書(FAX)でお申し込み
      下さい。
(申込先)日本地震工学会 E-ディフェンス公開実験見学会事務局
 E-mail: office@general.jaee.gr.jp まで
 電話 03-5730-2831 FAX 03-5730-2830
(お問い合わせ先)京都大学 防災研究所 飛田宛
 E-mail: tobita@geotech.dpri.kyoto-u.ac.jp
 ※今回の実験の見学は、一般公開はいたしません。関係学会を通じての
  限定公開となりますので、参加はJR新神戸駅からの学会のバスをご利用
  頂ける方に限らせていただきます。現地解散をご希望の方は、お申し込
  み時にご連絡下さい。
◇詳細:http://www.jaee.gr.jp/event/e-def/e-def.pdf

○「原子力発電所の地震安全問題に関する調査委員会」の委員公募のお知らせ
◇委員会の活動内容
・委員会名称:原子力発電所の地震安全問題に関する調査委員会
・委員長  :亀田弘行(京都大学名誉教授、原子力安全基盤機構技術顧問)
・活動期間 :2008年10月〜2011年3月
・活動の概要
 新潟県中越沖地震を鑑み、原子力発電所トータルとしての安全確保をどの
 ように行っていくべきかを考えなければならない。そこで本委員会では、
 問題解決のための研究開発とその方策の検討を行うロードマップの整備を
 行う。さらに、検討すべき課題を提起し、全体として進むべき方向に関して
 コンセンサスを形成する。
◇公募要領
・公募時期:2008年9月1日(月)〜9月20日(土)
・公募人数:若干名
・委員条件:委員会の目的達成に具体的に貢献できること
・応募方法:参加を希望される方は、以下をA4用紙1枚程度にまとめ、応募先
 にメール件名「日本地震工学会 原子力発電所の地震安全問題に関する調査
 委員会」とし、E-mailにてご応募ください。
 @ 氏名、年齢、所属、連絡先住所、電話番号、FAX番号、E-mail アドレス
 A 応募理由、本委員会で取り組みたい内容のキーワード
 B 現在の主たる業務・研究の概要
 9月下旬に日本地震工学会原子力発電所の地震安全問題に関する調査委員会
 よりご連絡いたします。
・応募先、その他問合せ先
 独立行政法人原子力安全基盤機構 耐震安全部 中村英孝
 E-mail : nakamura-hidetaka@jnes.go.jp
◇詳細:office@general.jaee.gr.jp

 ※これまでの行事は下記サイトをご参照願います。
  http://www.jaee.gr.jp/event/eve_log.html

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JAEE NEWSのバックナンバーは
http://www.jaee.gr.jp/stack/back_number/index_2007.html で御覧いただけます.
JAEE NEWSへのお問い合わせ・ご意見は admin-n@news.jaee.gr.jp にお寄せください。
____________________________________
入会・資料等の問い合わせは
事務局(office@general.jaee.gr.jp, 電話:03−5730−2831,FAX:03-5730-2830)にお寄せください。

%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%《災害情報》%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
○2008年中国四川省での地震
 2008年5月12日14時28分頃(現地時間)、中国中西部の四川省で大規模
な地震が発生しました。震源は四川省の省都・成都の北西約90kmで、震源
の深さは10km、マグニチュードは7.8と推定されています。四川大地震の
死亡者は6万9千人以上、行方不明者は1万7千人以上、負傷者は37万3千人
以上と伝えられております。

○2008年岩手・宮城内陸地震
 2008年6月14日08時43分に岩手県内陸南部を震源とするマグニチュード
7.2の地震(震源の深さは8km)が発生しました。最大震度は岩手県奥州市、
宮城県栗原市の2ヵ所で6強が記録されています。揺れの強かった地域では、
土砂災害、道路の崩壊、家屋の倒壊などの被害が発生し、17日17時の時点
で、死者13人、行方不明者10人、負傷者449人と報じられています。

○2008年岩手県沿岸北部を震源とする地震
 2008年7月24日00時26分に岩手県沿岸北部を震源とするマグニチュード
6.8の地震(震源の深さは108km)が発生しました。最大震度は岩手県
洋野町で6強が記録されています。津波の心配はなかったものの、25日
17時の時点で、住宅一部破損89件、負傷者200人(うち重傷38人)と報じ
られています。

 ※災害情報のリンク集は下記サイトに掲載して行きますのでご参照願います。
  http://www.jaee.gr.jp/disaster.html

%%%%%%% 《行事案内行事予定・論文募集(関連学協会を含む)》%%%%%%%

○第5回 European Workshop on the seismic behaviour of Irregular and
Complex Structures
 主催:Catania大学(イタリア)
 日程:2008年9月16〜17日
 場所:Catania(イタリア)
 詳細: http://www.5ewics.dica.unict.it/

○グローバルCOEプログラム「震災メガリスク軽減の都市地震工学国際拠点」
 キックオフシンポジウム
 主催:東京工業大学都市地震工学センター
 日程:10月6日(月)13時30分より
 場所:東京工業大学大岡山キャンパス緑ヶ丘地区,M011講義棟
 詳細:http://www.cuee.titech.ac.jp/Japanese/Events/2008/sympo_081006.html

○第14回世界地震工学会議(14WCEE)
 日程:2008年10月12〜17日
 場所:北京
 詳細:http://www.14wcee.org/

○年次大会「第6回日本地震工学会・大会-2008」
 日程:2008年11月3〜5日
 場所:仙台
 詳細:http://www.jaee.gr.jp/event/eve02.html
 論文提出期限:2008年9月10日

○シンポジウム「増大する地震動レベルと建物の終局耐震性の課題と展望
 −地震動と建築物の耐震性との関係を横断的に評価する指標の確立に
 向けて」
 主催:日本建築学会
 後援:日本地震工学会
 日程:2008年12月11日
 場所:建築会館ホール
 詳細:http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2008/081211.pdf

○WCCE-ECCE-TCCE JOINT CONFERENCE EARTHQUAKE & TSUNAMI
 主催:WCEE,ECEE,TCCE
 日程:2009年6月22〜24日
 場所:イスタンブール(トルコ)
 論文提出期限:2008年10月31日
 詳細:http://www.imo.org.tr/eqt2009/

○米国機械学会Pressure Vessels and Piping Conference (PVP2009)
 主催:米国機械学会
 共催:日本機械学会
 日程:2009年7月26日〜30日
 場所:プラハ(チェコ)
 アブストラクト締切:11月17日
 査読用ドラフト論文の提出期限:2009年3月2日
 最終論文の提出期限:2009年4月20日
 詳細:http://www.asmeconferences.org/PVP09/

○その他の行事等は下記のページをご覧下さい.
 http://www.jaee.gr.jp/event.html

%%%%%%《意見募集》%%%%%%%%

「新たな地震調査研究の推進について」に関する意見募集の実施について

地震調査研究推進本部事務局より、今後10年の我が国の地震調査研究の
基本となる計画「新たな地震調査研究の推進について」(中間報告)
について、意見募集の依頼がありました。意見の受付締切日は、
2008年10月2日必着となっております。

詳細は、http://www.jaee.gr.jp/contribution.htmlよりご参照頂けます。

%%%%%%《人事公募情報、求人・求職情報》%%%%%%%%

日本地震工学会では、会員サービスの一環として、地震工学に関連する
求人・求職の情報を掲載しております。
○筑波大学構造エネルギー工学専攻・教員公募について
 (応募締め切り:2008年9月30日)

詳細は、http://www.jaee.gr.jp/contribution.htmlご参照頂けます。
これから、情報を掲載したい方は office@news.jaee.gr.jp までご連絡
願います。
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