2004年のスマトラ沖地震津波を契機に、「津波災害の軽減方策に関する研究委員会」(2005年8月~2008年5月,委員長:松冨英夫)が発足され、「津波災害の実務的な軽減方策に関する研究委員会」(2008年6月~2011年5月,委員長:松冨英夫)、「津波対策とその指針に関する研究委員会」(2011年6月~2014年5月,委員長:松冨英夫)において、津波被害・災害に対する軽減策を検討してきた.
また,「各種構造物の津波荷重の体系化に関する研究委員会」(2016年4月1日~2019年3月31日,委員長:有川太郎)では,2011年東日本大震災を受けて国内外で多数実施されてきた津波荷重に関する室内実験や数値計算による研究に加えて,各種業種の津波荷重の評価ガイドや技術集を分析し,津波荷重の評価技術の体系化における課題を議論してきた.さらには,「津波荷重評価の体系化の心得を取り纏める研究」(2019年4月1日~2022年3月31日,委員長:有川太郎)では,17WCEEにおいて津波シミュレーションにおけるブラインドコンテストを開催し,最新のシミュレーション技術の知見を集約するとともに,津波荷重評価にかかわる研究や体系化の心得(あり方)を定めることの重要性を示した.
6期目となる今期は,津波荷重評価技術の体系化の心得を取り纏め,技術集として公開することを主たる目的に,広く議論しながら活動する.
2022年4月~2025年3月
津波荷重評価技術の体系化の心得を取り纏め,技術集として公開する.その議論を通じて得られた情報を,報告会を通じて会員に提供する.
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