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日本地震工学会論文集・特集号「津波等の突発大災害からの避難の課題と対策 その1」の論文募集のお知らせ

2014年5月22日 [トピックス]

津波等の突発大災害からの避難の課題と対策

1.特集号の目的

「津波等の突発大災害からの避難の課題と対策に関する研究委員会」は、東日本大震災被害実態を踏まえ、懸念される南海トラフ巨大地震において同じ事態を起こさないためにも、また首都直下地震で発生しうるさまざまな課題に対処するためにも、津波等の突発災害からの避難の課題を調査研究し対策を検討することを目的として立ち上げました。本研究会は「津波避難部会」、「都市避難部会」、「シミュレーション部会」、「国際部会」の4部会に分かれ、平成24~25年度の2年間で以下の内容の研究活動を実施してきました。

  • 1. 津波避難部会
    ① 東日本大震災における津波避難の実態調査データの分析整理
    ② 南海トラフ地震で被災が予想される地域と連携して東北の教訓を踏まえた避難対策の検討(地域住民との意見交換会の実施と避難対策の提案)
  • 2. 都市避難部会
    ① 巨大都市での震災や水害等を対象とする被害想定・シミュレーション、防災計画・マネジメント、教育・訓練、モニタリング・危機管理などの事例調査
    ② 都内の特定の地区を対象とする避難の課題抽出とシミュレーションによる分析
  • 3. シミュレーション部会
    ① 避難シミュレーションに使われるソフトウエアー評価のためのVerification とValidationのマニュアル作成
    ② 評価ソフトウエアーの公募
  • 4. 国際部会
    ① 海外における大規模自然災害からの避難行動に関する調査・研究事例の収集

本特集号は研究会のこれまでの「活動成果に関する論文」と関連する研究の「公募論文」で構成し、津波等の突発大災害からの避難の課題をさまざまな観点から明らかにし今後の対応策を示唆することを目的とします。 東日本大震災により新たに着目されるようになった分野であり、この機会を利用し是非多くの方々にご投稿いただくようお願い致します。

2.特集号・編集委員長および委員

■柳原 純夫(編集長:奥村組)
■後藤 洋三(東京大学地震研究所)
■大原 美保(土木研究所)
■小川 雄二郎(防災インターナショナル)
■奥村 与志弘(京都大学)
■中須 正(防災科学技術研究所)
■山本 一敏(パシフィックコンサルタンツ)

3.今後のスケジュール予定

2014年  5月 :論文応募申し込み開始(6月末に締切)
2014年  7月~:特集号の内容確定と投稿受付(9月末締切)
2014年10月~:査読期間
2015年  1月 :発行

4.論文・報告の公募

本特集号に論文または報告の投稿を希望される方は,メールの件名(表題)に「特集号申込み」と明記し,本文に
・氏名・所属・会員番号(会員の場合のみ,その他は会員外と明記してください)
・連絡先(メール・電話・FAX)
・タイトルと論文・報告の別
を記入のうえ,下記アドレスまでお送りください。

メール送付先:submit@journal.jaee.gr.jp
締切り:2014年6月30日(月)

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