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トピックス

特集号「巨大都市における地震・水害等による複合災害対策の現状と課題(都市対策)」の論文募集のお知らせ

2015年2月23日 [トピックス]

1.特集号の目的

 東日本大震災の際、東京都心の震度は5弱で大きな被害はありませんでしたが、帰宅困難者が溢れ、幹線道路は渋滞し、首都機能は麻痺状態となりました。このため、現在では原則としてむやみに帰宅・避難せず、施設内に留まる対策が求められています。一方、伝統的に日本の大都市における最大の課題は延焼火災であり、この場合は避難場所への速やかな避難が求められています。火災時の避難場所には都心部や河川敷・沿岸部が指定される場合があり、震災後には大群集が滞留しているだけでなく、液状化や津波の危険性、さらに最悪条件では高潮や洪水等が同時発生も考慮する必要があります。このため、今後想定される様々なタイプの大規模震災にどのように対応すべきか、事前対策から事後対応、ソフト・ハード融合による対策など、関連する分野を横断した取組みが求められています。
 上記を背景として、本特集号では巨大都市における地震・水害等による複合災害対策の現状と課題を整理することを目的として企画しました。本企画は、当学会の「津波等の突発大災害からの避難の課題と対策に関する研究委員会(2012-2015年度)」、および、「首都圏における地震・水害等による複合災害への対応に関する委員会(2014-2015年度)」における活動としても位置付けています。研究委員会の委員からの投稿に加え、会員から幅広い分野からの研究成果のご投稿をお願いいたします。

2.特集号・編集委員長および委員

特集号委員長
久田嘉章(工学院大学)

委員
■大原美保(土木研究所)
■加藤孝明(東京大学)
■市古太郎(首都大学東京)
■廣井 悠(名古屋大学)
■小山真紀(京都大学)
■村上正浩(工学院大学)
■久保智弘(防災科学技術研究所)

3.今後のスケジュール予定

2015年3月初旬 論文応募申込み開始
2015年3月20日 論文公募申込み締め切り
2015年4月初旬 特集号の内容確定と投稿受付開始
2015年4月末日 投稿締め切り
2015年5月~ 査読期間
2015年12月 発行

4.論文・報告などの公募

 本特集号に論文、報告等の投稿を希望される方は、メールの件名(表題)に「特集号(都市対策)申込み」と明記し、本文に
 ・著者全員の氏名・所属・会員番号(会員でない場合には会員外と明記してください)
 ・著者全員の連絡先(メール・電話・FAX)
 ・タイトルと論文・報告などの投稿種別
を記入のうえ、下記アドレスまでお送りください。
メール送付先:submit@journal.jaee.gr.jp
申込み締切り:2015年3月20日(金)

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